【イスラム国】モスルに侵攻したイラク軍の軍用車両をドローンの空爆で粉砕

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イラク北部モスルではイスラム国(IS)とイラク政府軍の間で激しい戦闘が続いているが、イスラム国系メディアのアマク通信は、ドローン(無人飛行機)による空爆でイラク軍の軍用車両「ハンビー」を木っ端微塵に爆破する動画を公開した。メディアが目下のモスル情勢を取り扱う際、イスラム国の新たな戦術として触れる価値はあるだろう(アマク通信の冒頭タイトルもカッコよくなっている)。


イスラム国がドローンを使ってイラク軍を攻撃する宣伝動画はこちら
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アルカイダから分離した「シリア征服戦線(旧ヌスラ戦線)」、他の反政府勢力と統合し「シリア解放機構」を結成(※追記あり)

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アルカイダから分離したシリア征服戦線(※旧ヌスラ戦線、ファトフ・シャーム戦線などの表記もあり)は2017年1月28日付の声明で、他の4つの反政府勢力とともにそれまでの組織を解消し、新たな組織「シリア解放機構(Hay'at Tahrir al-Sham、Organization for the Liberation of the Levant)」を結成したとの声明を発表した。
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シリア解放機構の声明によると、新たな組織の立上げの理由は、「シリアの革命に吹き荒れる陰謀と、革命を脅かす内部衝突に鑑みて一致団結を追求するため」としており、他の反政府勢力にもシリア解放機構への合流を呼びかけている。なお、今回統合されたシリア征服戦線以外の組織は、ヌールッディン・ザンキ運動、ハック部隊、アンサール・ディーン戦線、そしてスンナ軍である。
そして、新組織の指導者にはシリア征服戦線のアブムハンマド・ジュラニ氏ではなく、アブジャベル・ハーシム・シェイク氏が就任した。アブジャーベル・ハーシム・シェイク氏といえば、有力反体制組織「アハラール・シャーム運動」の元司令官だった人物である。新組織の指導者への起用は、アルカイダ色を薄めることで、広範な支持を得ようとの狙いがあるのかもしれない。

なお、アブ・ジャーベル・ハーシム・シェイク氏は公式ツイッターアカウントにおいて、シリア解放機構の設立に合わせて、アハラール・シャーム運動からの離脱を表明した。

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※↓2017年2月1日追記



新組織「シリア解放機構」の指導者に新たに就任したアブジャベル・シェイク氏が1年前にモスクの金曜礼拝の説教を行った際の動画。目下の国際情勢では、トランプ米大統領の動向に関心が集中しており、シリア反政府勢力の合従連衡(アハラール・シャーム運動とシリア解放機構の二大陣営への収斂)には何の関心も向けられていないが、メディア関係者向けの映像資料として、今後の利用の可能性はあるだろう。


※↓2017年2月2日に公表されたシリア解放機構の新たな旗
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【イスラム国】イスタンブールのナイトクラブでの銃乱射事件に関する「犯行声明」和訳全文

2017年1月1日未明、トルコ最大の都市イスタンブールで何者かがナイトクラブを襲撃して銃を乱射し、39人が死亡したと報じられている事件で、2日、作戦はイスラム国(IS)の戦士によるものとする公式声明が発出された(ISの公式ラジオ放送「アルバヤン」や、IS系メディアの「アマク通信」でも、声明と同じ内容が報じられた)。

↓アラビア語の「犯行声明」の画像(クリックして拡大表示)
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(和訳)
速報:イスタンブールのナイトクラブでキリスト教徒向けの邪教の祝祭に参加していた150人が死傷
  トルコ ヒジュラ暦1438年ラビウ・アヒル月3日(※西暦2016年1月2日)
 十字軍の守護者であるトルコに対してイスラム国による祝福されるべき作戦が続く中、カリフ国の英雄戦士たちの一人が、キリスト教徒どもによる邪教の祝祭が行われていた最も有名なナイトクラブの一つを襲撃した。キリスト教徒たちを手りゅう弾や機関銃で攻撃し、キリスト教徒どもの喜びを苦悩に変え、150人を死傷させた。これは至高のアラーの教えに則る復讐であり、十字軍の召使いであるトルコを標的にせよという信徒たちの長(※ISのバグダディ指導者)からの呼びかけに応えたものである。攻撃の成功について、称賛されるべきはアラーである。トルコの軍用機や大砲によってイスラム教徒の血が流されるならば、至高のアラーのご意思により、トルコ国内において炎が燃え上がるということを、背教者のトルコ政府は思い知れ。アラーはそのご命令を必ず果たされるが、大半の者はそれを知らない。称賛は世界の主であるアラーにこそある。


↓「アマーク通信」によるイスタンブール銃乱射事件に関する報道
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↓(アマク通信が配信した関連報道の和訳全文)
イスラム国の戦闘員がイスタンブールでの攻撃を実行
アマク通信のセキュリティ筋によると、一昨日の土曜夜(※原文ママ)に新年を祝う催しが開かれていたイスタンブールのナイトクラブでの攻撃は、イスラム国の戦闘員によって行われた。この筋によると、手りゅう弾や機関銃を用いてナイトクラブが襲撃された結果、(対IS)有志連合の国々の西洋人を含むおよそ150人のキリスト教徒が殺害または負傷した。けがをした者の中には、銃撃を受けてボスポラス海峡の水の中に身を投げた者もいたとしている。
なお、イスラム国はその戦闘員や支持者たちに向けて、イスラム国との戦いに参加しているトルコに対する攻撃を呼びかけていた(2017年1月2日付)


↓イスラム国が発出したトルコ語版の声明画像
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↓アマーク通信報道と声明の英語版
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【イスラム国】ベルリンでの大型トラック突っ込み事件の実行者の遺言映像(アマーク通信の配信動画)



報道によると、ドイツの首都ベルリンで開かれていたクリスマスの屋外市場に大型トラックを突っ込ませ、12人を死亡させた事件で、2016年12月23日にチュニジア人のアニス・アムリ容疑者が、イタリア北部のミラノで警察官と銃で撃ち合い、殺害された。次のとおり、イスラム国系メディアのアマク通信も速報で報じている。
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さらにアマク通信から、「ベルリンとミラノでの攻撃を行ったイスラム国の戦士からの遺言」と題する、アニス・アムリの自撮り動画も配信された。動画の冒頭、アニス・アムリはイスラム国のバグダディ指導者に忠誠を誓っている。そして、「毎日イスラム教徒を空爆している十字軍たちへのメッセージ」として、「豚め、我々はお前たちを殺す。唯一神を信じるイスラム教徒たちの後ろには、我らでつくるウンマ(※イスラム教スンニ派の共同体)がいるのだ。彼らが空爆されたら、その血が無駄に流されることはない。我々が必ず復讐するからだ」と警告している。また、イスラム教徒に向けて「ジハードに立ち上がれ、ヨーロッパで豚の十字軍と全力で戦え」と呼びかけている。
↑アマーク通信が配信したアニス・アムリの自撮り動画

【イスラム国】モスルのIS戦闘員がベルリンの市場でのトラック突っ込み事件に祝意(アマク通信配信動画)

【キャプション】
2016年12月21日、イスラム国系メディア「アマーク通信」は、 イラク北部のニナワ県(モスル)でイラク政府軍やシーア派の民兵組織と戦っているジハード戦士たちが、ドイツの首都ベルリンのクリスマス市場で起きたトラック突っ込み事件や、ヨルダン中部の観光都市カラクでの銃撃事件などについて、実行者たちに向けて祝意のメッセージを送る動画を配信した。

3番目にドイツ語話者の戦闘員が登場する。
画像をクリックして動画を視聴またはダウンロード 
ドイツ語話者のイスラム国ジハード戦士
【サウンドバイト】
「不信心者の国に居る一神教の信徒(※スンニ派のイスラム教徒)たちに告ぐ。立ち上がれ、イスラム国に移住して、アラーのために戦え。移住できないなら、カリフ(※バグダディ指導者)のお言葉に従え。敵の夜を昼に転じ、地獄を見せてやれ。表に出て、アラーのためにできることをするのだ。敵を叩け、殺せ、ナイフで刺せ、我らの仲間がチェチェンやドイツ、ヨルダンで行ったように、不信心者と戦うのだ。アラーよ、我らの仲間たちを受け入れたまえ」

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