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動画ナンバー:077 (※017 026 040 063 069の続編)
英語題名:Lend Me Your Ears Episode 5 - أعيروني سمعكم Messages from the British Detainee John Cantlie 
日本語訳:『あなたの耳を貸してほしい エピソード5 イギリス人の人質ジョン・カントリーからのメッセージ』
公開日:2014年10月25日

組織名:イスラム国(IS 旧ISIS または ISIL)
情報源:フルカーン・メディア
【動画の内容】 

イスラム国により拘束されて、2年の間人質となっているイギリス人ジョン・カントリー(ジョン・キャントリーとの表記もあり)の独白映像・第5話(イントロダクションも含めると実質第6弾)。これまで多数の欧米人を人質として拘束してきたイスラム国であるが、カントリー氏自身が各国政府との人質解放交渉の内幕を暴露する。

6か国16人の人質が釈放される一方で、イギリス人とアメリカ人の人質ばかりが何故残され、斬首され続けているのかをカントリー氏は問う。イスラム国による人質への待遇は良好としつつ、逃亡を図った者に対しては、米軍がイスラム教徒の囚人に対して行ったように、水責めの懲罰が行われたとする。

2014年2月には、スペイン人記者マルクス・マルジネデスが解放された。その後、ロシア人1人を銃殺したが、経緯は不明。だが、不誠実な交渉を行うなとのヨーロッパ諸国に対する警告であったとする。ヨーロッパ諸国側は態度を正した結果、さらにスペイン人2人が釈放され、4月末までにはフランス人4人が釈放され、解放のための条件が満たされたことによるものとする。

ところが、イギリス人とアメリカ人の人質については状況が異なり、
両国の政府が交渉を嫌ったために、米英側の交渉相手が沈黙するようになった。イスラム国としては、いずれ交渉に応じざるを得ないだろうと見て様子を見た。そして去る5月、文書とビデオメッセージを送った。イスラム国側の要求は、イスラム教徒の収監者を解放し、イスラム国の領内に移送することだった。

ところが、デンマーク人の「ダン」、ドイツ人の「トニー」、とともに、自分たち米英人の人質の釈放には大きな障害があることが明らかになった。そしてカントリー氏は、人質の家族とイスラム国との間で交わされたEメールでのやりとりを次々と明らかにしていく。メールにおいて人質の家族たちは異口同音に、アメリカ政府が解放のための努力や支援を一切行ってくれないことに対するいらだちをぶつけている。

イスラム国の戦士たちは人質に対し、「お前たちの国の政府はイスラム国を信用せず何もしない、人質には何の関心もない、お前たちには価値がないので死ぬしかない」と伝えられ、信じられなかったが真実だったとカントリー氏は明かす。他国の政府が交渉を通じて多くの人質の解放に成功する一方で、米英の政府は人質の家族や友人を介した交渉を選ばなかったとする。

次回は、失敗に終わった人質救出作戦の顛末を明かすとしつつ、米英側が記者の交渉には全く応じない一方で、兵士1人に対しては5人の囚人の釈放に応じたことを示唆して動画は終わる

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