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動画ナンバー:089 (※関連動画 
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英語題名:Lend Me Your Ears Episode 6 - أعيروني سمعكم Messages from the British Detainee John Cantlie 
日本語訳:『あなたの耳を貸してほしい エピソード6 イギリス人の人質ジョン・キャントリーからのメッセージ』
公開日:2014年11月21日
組織名:イスラム国(IS 旧ISIS または ISIL)
情報源:フルカーン・メディア

【動画の内容】 

イスラム国により拘束されて、2年の間人質となっているイギリス人ジョン・キャントリー(ジョン・カントリーとの表記もあり)の独白映像・第6話(イントロダクションも含めると実質第7弾)。これまで多数の欧米人を人質として拘束してきたイスラム国であるが、カントリー氏自身が各国政府との人質解放交渉の内幕を暴露する。

7月4日、米軍が最新鋭の兵器を投入しながら、特殊部隊「デルタフォース」の隊員24人をシリアに降下させるという、交渉や捕虜交換より遥かに費用が掛かりリスクも高い方法で人質救出を試みていたことを指摘する。こうした動きを予測していたイスラム国は、事前に人質6人を移動させていたので、この救出作戦は失敗に終わった。

更に米政府が、後に殺害された人質ジェームズ・フォーリーの母親に対し、息子を救うためにイスラム国に身代金を払えば、テロ支援容疑で刑事告発すると警告していたことをキャントリー氏は非難する。

一方、フランス政府は2008年以降自国民の人質解放のため、様々なイスラム過激派組織に対し合計5800万ドルを支払っていることを指摘するとともに、アメリカとイギリスは軍事作戦に執着していることを対比する。

ところがオバマ米大統領は、2009年からアフガニスタンで拘束されている米兵のバーグドル軍曹については、グアンタナモ刑務所の収監者5人の釈放との交渉に応じるなど、その矛盾した対応を指摘しつつ、自分たち民間人6人は交渉の価値なしと見なされたのだと憤る。

自国民を人質に取られていることを何か月も前から知りながら、解放のための交渉努力を一切行わず、人質が殺される度に衝撃を受けたかのように振る舞うオバマ米大統領やキャメロン英首相の欺瞞を非難する

キャントリー氏は、既に処刑された他の人質と同じ最期が待ち受けていることを既に覚悟しつつ、怒りを覚えるのはイスラム国のジハード戦士に対してではなく、人質の存在を軽視し空爆に踏み切ったイギリス政府に対してであると強調する。

キャントリー氏は、ジハード戦士によって生かされている間の限り、イスラム国に対する軍事作戦を非難し、イギリス政府の傲慢さを暴き続けると宣言する。


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Lend_Me_Your_Ears_Episode_6