アラビア語題名: قصف التحالف الصليبي على مدينة الباب
題名の和訳:『十字軍同盟(※アメリカなど)によるバーブ市に対する空爆 ヒジュラ歴1435年ズーヒッジャ月3日(※2014年9月27日)』
公開日:2014年9月29日
組織名:イスラム国
情報源:アレッポ県メディア・オフィス(イスラム国傘下)
【当ブログ管理人のコメント】
↓ガレキで体が半分埋もれてしまった生存者を助け出すシーンが生々しいと思います。
(TC 1:55辺りからです)
シリア北部イドリブ県郊外のクファルダルヤン村で、アメリカ及び有志国の軍用機の空爆を受けたとされる場所からレポート
(青い縞シャツの特派員)
午前3時半に欧米の同盟軍機が、北部のトルコ国境に近いイドリブ県郊外のクファルダルヤン村を空爆した。ミサイルは5発でアメリカ製だった。この攻撃で女性や子どもを含む多くの犠牲者が出た(死亡者の氏名を紹介)。更に村の外れでも、軍用機から4発のミサイル攻撃を受けて、死傷者が出ている。
(白い服の住民の男性)
午前3時半、大きな爆発音が聞こえた。家の床や壁が大きく揺れた。近所の難民が住んでいる家が破壊され助けに行ったが、残念ながら2人とも遺体で見つかった。アサド政権に追われて難民となってここに来て、今度はアメリカにやられた。それでも我々は立ち向かっていく。この村を見てくれ、武器も何もないのにすべて破壊されてしまった。
【カイロ=大内清】国連イラク支援団(UNAMI)は25日、イラクの人権活動家で弁護士の女性がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の拷問を受けた末に「背教」の罪で公開処刑されたと発表し、イスラム国を強く非難した。
処刑されたのは、6月からイスラム国の制圧下にあるイラク北部モスルを拠点に活動していたサミーラ・ヌアイミ氏。
UNAMIなどによると同氏は今月17日、イスラム国が文化的に価値のある宗教施設を破壊しているのをフェイスブック上で批判したとして、イスラム国に拘束された。イスラム国は、モスルに設置した「シャリーア(イスラム法)法廷」で同氏を「背教者」と断罪し、5日間にわたって拷問した後、公の場で処刑したという。
一般的にイスラム教では偶像崇拝や改宗などの背教行為は最大の罪とされる。だが、イスラム国などのジハード(聖戦)主義勢力には、自分たちのイスラム理解に沿わない者を一方的に背教者とみなして攻撃対象とする傾向が強い。
以下、「アルジェリアのカリフの兵団(※カリフの兵士とも)」の覆面戦士の声明(動画ナンバー027)を紹介します。(※アラビア語を和訳したもの)
慈悲深いアラーの名において…
犯罪国家のフランスよ、イスラム教徒の敵よ、お前たちは我らに新たな装いで現れた。
マリのイスラム教徒を攻撃しただけではない。アルジェリアでも攻撃した。
破壊の限りを尽くし、イスラム教徒との戦争を行った。
ヒジャブを禁じ、退廃を広めた。イスラム教徒を殺し、弱者を路頭に迷わせた。
そして今度はシャリーア(イスラム法)の適用を妨害し、ハッド(イスラムの刑罰)を認めず、イスラムの教えを成就させまいとする。それが目的で、(フランスは)テロを口実に今回の十字軍の戦争に加わった。
アルジェリアのカリフ兵団は、この汚いフランス人の不信心者を殺して、至高のアラーに近づく。
それはアラーの勝利であり、アルジェリアでの侵略に対する報復である。そして、カリフが率いる「イスラム国」に支持と敬意を表する。
十字軍のフランスよ、これが猶予期間が過ぎたことの結果だ。邪悪なHervé Gourdelを救う見返りに、イスラム国に対する攻撃の停止を求めていた。
アラーは仰られた。『聖月が過ぎたならば、多神教徒を見つけ次第殺すか、捕えて拘禁するか、計略を以て待ち伏せよ』(※コーラン『改悛章5』)
アラーは仰られた。『彼らと戦え、アラーは汝らの手により彼らを罰する。汝らを助けて信者たちを癒される。アラーは彼らの心中から怒りを除き、悔い改める者は許される。』(※コーラン『改悛章14-15』)
フランス国民よ、お前たちの血は(オランド)大統領にとっては安いものだ。当のお前たちも、イラク、シリアなどの国々でイスラム教徒の女性や子どもを流血させたのだ。その代償としてのお前たちの血など安いものだ。
偉大な英雄のアブバクル・バグダディ師よ、我らの指導者よ、高貴なイスラム教徒の長よ、
イスラム教徒のカリフよ、貴方に幸あれ。
我らは貴方の兵士として、襲い来るものと戦い、和解を望むものとは和解する。
アラーよ、アメリカ、フランスなどの背教者に対し我ら勝利を与えたまえ。
オランド(大統領)よ、我らはカリフの旗を掲げると約束しよう。
これはイラクとシリアの同胞のための報復である。『真の力はアラーと使徒にある。しかし似非信者にはそれが分からない』(以上)
「アルジェリアのカリフの兵団」の覆面戦士の声明(※アラビア語を和訳したもの)
慈悲深いアラーの名において…
犯罪国家のフランスよ、イスラム教徒の敵よ、お前たちは我らに新たな装いで現れた。
マリのイスラム教徒を攻撃しただけではない。アルジェリアでも攻撃した。
破壊の限りを尽くし、イスラム教徒との戦争を行った。
ヒジャブを禁じ、退廃を広めた。イスラム教徒を殺し、弱者を路頭に迷わせた。
そして今度はシャリーア(イスラム法)の適用を妨害し、ハッド(イスラムの刑罰)を認めず、イスラムの教えを成就させまいとする。それが目的で、(フランスは)テロを口実に今回の十字軍の戦争に加わった。
アルジェリアのカリフ兵団は、この汚いフランス人の不信心者を殺して、至高のアラーに近づく。
それはアラーの勝利であり、アルジェリアでの侵略に対する報復である。そして、カリフが率いる「イスラム国」に支持と敬意を表する。
十字軍のフランスよ、これが猶予期間が過ぎたことの結果だ。邪悪なHervé Gourdelを救う見返りに、イスラム国に対する攻撃の停止を求めていた。
アラーは仰られた。『聖月が過ぎたならば、多神教徒を見つけ次第殺すか、捕えて拘禁するか、計略を以て待ち伏せよ』(※コーラン『改悛章5』)
アラーは仰られた。『彼らと戦え、アラーは汝らの手により彼らを罰する。汝らを助けて信者たちを癒される。アラーは彼らの心中から怒りを除き、悔い改める者は許される。』(※コーラン『改悛章14-15』)
フランス国民よ、お前たちの血は(オランド)大統領にとっては安いものだ。当のお前たちも、イラク、シリアなどの国々でイスラム教徒の女性や子どもを流血させたのだ。その代償としてのお前たちの血など安いものだ。
偉大な英雄のアブバクル・バグダディ師よ、我らの指導者よ、高貴なイスラム教徒の長よ、
イスラム教徒のカリフよ、貴方に幸あれ。
我らは貴方の兵士として、襲い来るものと戦い、和解を望むものとは和解する。
アラーよ、アメリカ、フランスなどの背教者に対し我ら勝利を与えたまえ。
オランド(大統領)よ、我らはカリフの旗を掲げると約束しよう。
これはイラクとシリアの同胞のための報復である。『真の力はアラーと使徒にある。しかし似非信者にはそれが分からない』(以上)
動画ナンバー:025
アラビア語題名:الرقة تتحدى القصف الامريكي
題名の和訳:『ラッカはアメリカの空爆に立ち向かう』
公開日:2014年9月24日
組織名:イスラム国(IS 旧ISIS またはISIL)
情報源:ラッカ県メディア・オフィス(イスラム国傘下)
【内容】
・アメリカの空爆を受けたラッカ県の町の様子を紹介(おそらくラッカ市か)。「被害は小さい」として、生活は普段通りであることを強調
・市民にインタビュー
市民1「ラッカで朝5時に空爆があった。米軍機によるものだ。アラーよ天罰を下したまえ。湾岸諸国の軍機もだ。被害は小さい。生活は普段通りだ」
兵士 「アメリカの(無人)飛行機が通信塔に激突した。これもアラーのおかげだ。生活は平常どおりだ。住民も慣れている。だれもアメリカやどこの国をも恐れていない。我々は立ち向かう。米軍が率いる十字軍連合は失敗する。イスラム国は残り、拡大する」
市民2「オバマや十字軍、アラブの独裁者に告ぐ。米軍機がユーフラテス川の街ラッカを空爆した。被害はない。これは、墜落した米軍(無人)機の破片だ。アラーのおかげで、イスラム教徒の被害はなかった。」