ジハード戦士の動画・声明の記録





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 اسمع منهم لا تسمع عنهم 

2016年01月

【イスラム国】米軍の無人偵察機を落として入手 ドローンの細部の映像を公開 

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題名:طائرة الاستطلاع الأمريكية التي أسقطها مقاتلو الدولة الإسلامية فوق منطقة الكرمة سمال شرقي الفلوجة 
和訳:ファルージャ北東のカルマ地区上空でイスラム国戦闘員が落としたアメリカの偵察機
公開:2016年1月30日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:アウマーク通信社(イスラム国公認)
音声:アラビア語
重要:★☆☆☆☆

【内容及び解説】
イスラム国が米軍の偵察用ドローンを落として入手したとして、トラックの荷台の上のドローンの映像を公開した。


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イスラム国が獲得したドローン3
イスラム国が獲得したドローン4ドローンのエンジン部分
ドローンのカメラ

【イスラム国ホラサン州】若いジハード戦士たちの訓練の様子を紹介

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題名:معسكر أشبال الخلافة
和訳:カリフ国の若獅子たちの訓練キャンプ
公開:2016年1月29日
組織:
イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)ホラサン州
出所:ホラサン州広報部(旧アフガニスタン領)
音声:ペルシャ語(アラビア語字幕あり)
重要:★☆☆☆☆

【動画の内容及び解説】
イスラム国のアフガニスタン支部「ホラサン州」の若いジハード戦士たちのメッセージや訓練の様子を伝える宣伝動画。「ホラサン州」の資料映像的な価値はある。

なお、「イスラム国ホラサン州」及び「イスラム国(旧リビア領内の3州)」というブログのカテゴリーを新たに設け、「イスラム国」カテゴリーから該当の記事を移して分類しなおした。


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20160129_IS_Khurasan_AshbalKhilafa
 

【イスラム国】アラビア語紙『ナバア』第15号配信 後藤健二氏らを殺害した「ジハーディ・ジョン」の未公開写真と経歴掲載

2016年1月26日配信 イスラム国公式のアラビア語紙『ナバア』15号
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『ナバア』のバックナンバーは こちらをクリック

フリージャーナリストの後藤健二氏らを殺害した「ジハーディ・ジョン」こと、アブムハーリブ・ムハージル(ムハンマド・エンワジ)の生前の写真と経歴に関する記事が掲載されている。

↓見出し『彼のメッセージにロンドンとワシントンが震撼、アブムハーリブ・ムハージル…死してなお西側諸国を釘づけにしたジハード戦士』

ナバア15号から その1
ナバア15号から その2

【イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ】スイス人女性宣教師を捕虜として拘束し映像を公開

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題名:The Issue of Our Captives
和訳:我らの捕虜に関する事項
公開:2016年1月27日
組織:イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM又はAQMI)
出所:アンダルス・メディア(AQIM公式)
音声:英語(アラビア語字幕付) 
重要:★★★☆☆
※便宜上、動画に番号を付けてきたが、300番までで終了とし、この動画からは番号をつけないことにした。

【内容及び解説】

イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)が捕虜として拘束した、キリスト教宣教師のスイス人女性 Beatrice Stockly氏に関するメッセージ動画。

女性の解放条件として、収監されているジハード戦士の釈放を要求している。ジハード主義組織の動画には、女性は登場しない(画面に映り込む場合にはモザイクやボカシ等がかけられる)のが普通で、女性の人質の動画は極めて稀である。

AQIM_Captive_Beatrice Stockly
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 20160127_AQIM_The Issue of our captives_SwissWoman

【イスラム国】パリ同時多発攻撃の実行者たちの映像を公開 『不信心者はどこにいようとも殺せ』 領域外での作戦の活発化を示唆 ※追記あり

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番号:300
題名:KILL THEM WHEREVER YOU FIND THEM
和訳:彼らを見つけたらどこであろうとも殺せ
公開:2016年1月25日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:アルハヤート・メディア・センター(イスラム国公式)
音声:フランス語、アラビア語(英語字幕版、アラビア語字幕版あり)
重要:★★★☆☆

【動画の内容及び解説】
2015年11月14日に発生したパリでの同時多発攻撃の実行者たちによるメッセージ動画。

今回の動画で注目されるのは、パリでの同時多発攻撃が、「信徒たちの長」こと、バグダディ指導者からの命令に基づいて行われたことを、次のとおり示唆している点である。


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『私は信徒たちの長、アブバクル・バグダディによって送り込まれた』

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「お前たち(不信心者)が『どこにいようとも殺せ』と、我々は信徒たちの長からの命令を受けた」

ある種の「地方分権」を特徴とするイスラム国ではあるが、上の発言に鑑みれば、パリでの一連の作戦は、バグダディ指導者の直々の指示又は承認を得て行われた可能性が高い。つまり、イスラム国中枢の意向を受けて行われたものと考えられる。

イスラム国はこれまで、支配地域を確保すると直ちにイスラム法「シャリーア」を執行することを重んじ、「遠くの敵よりも近くの敵を叩く」という戦略をとってきた。そして今回の宣伝動画では、聖典クルアーンから「彼ら(※不信心者)を見つけたらどこであろうとも殺せ」という象徴的な一節を引用しつつ、新たな戦略、すなわち領域外での作戦の積極的な展開を明確に宣言したものではないだろうか。


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 ↓アラビア語字幕版はこちらをクリックしてリンク先へ移動↓
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【イスラム国シナイ州】エジプトの「1月25日革命」5周年を間近に控え、アブウサーマ・ミスリ指導者が声明 『平和的デモでは市民が殺害されるだけ アラーの教えに従い戦え』

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番号:299
題名:رسائل من أرض سيناء 2
和訳:シナイの大地からメッセージ 2
公開:2016年1月23日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)シナイ州
出所:シナイ州広報部(イスラム国傘下、旧エジプト領)
音声:アラビア語
重要:★★★☆☆

【動画の内容及び解説】
エジプトのムバラク政権崩壊を引き起こした「1月25日革命」から5週年を間近に控え、イスラム国シナイ州の指導者であるアブウサーマ・ミスリ師が動画による声明を発出した。

ミスリ師はエジプト国民に向けた声明で、(デモや選挙といった)平和的活動は、結局政権による弾圧と市民の殺戮を招いただけだったと総括する。そして、生きるために戦うか、平和的活動を行って殺されるしか、選択肢はないことが明らかになったとしている。また、ムバラクという悪魔が去った後、シーシという別の悪魔が後を継いだに過ぎないという現実を理解せよとエジプト国民に迫る一方、こうした苦い経験から学び、アッラーの教えに従って悪魔の支配者と戦うよう呼びかけている。


「エジプト革命5周年の現状」といった特集を予定している報道関係者の方々にとっては、必見の宣伝動画である。民主主義に基づく選挙を通じて理想のイスラム的統治を目指したムスリム同胞団の試みが、軍事クーデターによってあっさりと葬り去られた今、武器をとって断固としてジハードを戦うしかないというイスラム国の主張は、大いに説得力を強めている。

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【イスラム国】謎の「偽の声明」から読み解く「組織」としての性質

2016年1月21日、エジプトの首都カイロの近郊で、警察がアパートを捜索していたところ爆発が起き、警察官や、近くにいた市民などが死傷した。エジプト警察は事件現場について、ムスリム同胞団の拠点だとしており、警察官が爆発物を見つけ、処理しようとしたところ爆発したなどとしている。関連の報道はこちら

ところがその後、事件についてイスラム国による「犯行声明」が出されたと報じられた。NHKは、『この事件で過激派組織ISの支部を名乗る組織が22日、インターネット上に声明を出し、「爆弾を仕掛けた建物に警察を誘い込んだ」として、みずからの犯行だと主張しました。』としている。

NHKが根拠にしている声明は、以下の画像の声明である。

偽の声明2
一見すると、イスラム国の声明のフォーマットであり、「爆弾を仕掛けた建物に警察を誘い込んだ」という文言も確かに含まれている。

実は、この声明は偽物である。イスラム国の公式広報部門からは、このような声明は出されていない。上の画像を注意して観察すると、青い背景の模様部分がぼやけており、別の声明の白い文字を消して、その上から新たな文字を加えたものと推測される。

ただ、それだけのことなら、このブログでわざわざ取り上げる必要もない。当ブログ管理人が注目したのは、その後に極めてよく似た内容の「本物の声明」が出てきたためである。

そして、こちらがイスラム国からの本物の公式声明である。
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「爆弾を仕掛けた建物に警察を誘い込んだ」という文言は含まれていないが、カリフ国の兵士たちの部隊がギザのハラム(ピラミッド)通りで爆弾を仕掛けた住宅を爆発させ、10人が死亡、20人が負傷したことや、「ムハンマド・アミーン」という名のエジプト警察の幹部が犠牲者の中に含まれていることなど、ほぼ同様の内容である。

ということは、最初の「偽物」の声明は、全くの偽物ではなかったということである。そこで推測されるのは、最初の「偽物」の声明は、エジプト現地のイスラム国の共鳴者で事件に関わった者たちが、自前でイスラム国のフォーマットに基づく声明をこしらえ、勝手に発表してしまったのではないだろうか。その後、イスラム国の本部が状況を確認した上で、改めて公式の声明が出されたのだろう。

イスラム国本部からの具体的な指示や事前の了解がなくとも、現地レベルのメンバーが作戦を計画し実行する、そして本部は状況を精査してジハードと呼ぶに相応しいと認めた場合には、声明を発出することで事後承認するというプロセスが、この「偽の声明」からも確認できるのである。

【イスラム国】シリア東部デリゾールで捕虜として拘束したアサド独裁政権の兵士及び協力者の映像を公開

イスラム国の捕虜となったアサド独裁政権の兵士たち
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番号:298
題名:بعض عناصر قوات النظام السوري الذين أسرهم مقاتلو الدولة الإسلامية خلال المعارك الدائرة في دير الزور
和訳:デリゾールにおける戦闘でイスラム国の戦闘員に拘束されたシリア政権部隊の兵士たち
日付:2016年1月20日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:アウマーク通信社(イスラム国公認)
音声:アラビア語
重要:★★☆☆☆

【内容及び解説】
シリア東部の拠点都市デリゾールで、イスラム国がアサド政権側に対し攻勢に出ており、支配地域を広げるとともに、アサド政権部隊の兵士や協力者を多数拘束して捕虜にしている。ロンドンを拠点としている某人権団体は、「ISが女性や子どもを含む市民を拉致した」「戦闘員を確保する狙いがある」などと主張しているが、これに対しイスラム国側は、公認の報道機関「アウマーク通信社」を通じて捕虜の動画を公開した。

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イスラム国の捕虜となったアサド独裁政権の兵士たち
アサド政権の部隊の兵士たちと、軍関係の労働者及び協力者では、捕虜としての扱いが異なっているようだ。上の画像は捕虜となった兵士たちである。兵士たちは一人ずつ氏名や所属などを明らかにしている。

[
捕虜となった兵士の一人によれば、上官の将校たちは意気消沈しており、どうするべきかも理解していない上、食料もなく劣悪な状況下であったとしている。また、将校たちは兵士たちを罵倒し酷い扱いをした挙句、自分たちだけ逃げ出したという。

捕虜となったアサド独裁政権の兵士たち
捕虜となったアサド独裁政権の兵士たち2
動画では、アサド政権の部隊の下で働いていた労働者や、協力者たちも集められている。他の報道のとおり、実際にかなりの人数が拘束されていることが分かる。

『アサド政権の下から離れて悔い改めれば斬首されない』
非戦闘員の捕虜の一人は、「政権側を離れて悔い改めれば斬首されることはない」と述べ、今もアサド政権の下で働く協力者たちに手遅れにならない内に投降するよう勧めている。

【イスラム国】英語広報誌『ダビク』 第13号発刊 後藤健二氏を殺害した「ジハーディ・ジョン」の殉教を認める 居場所を知らせたスパイの処刑動画も

2016年1月20日、イスラム国の英語広報誌『ダビク』13号が発刊された。
なお、『ダビク』バックナンバー(第1~12号)はこちらから。


↓画像をクリックして英語広報誌『ダビク』を閲覧又はダウンロード
Dabiq13

今号の目玉は、フリージャーナリストの後藤健二をはじめとする一連の拘束者を殺害した「ジハーディ・ジョン」こと、アブムハーリブ・ムハージル(モハメド・エムワジ)の殉教を認めたことであろう。
Dabiq13-22

『ダビク』第13号の記事によると、ヒジュラ歴1437年ムハッラム月29日(西暦2015年11月12日)、アブムハージルは念願の殉教を遂げた。ラッカで車に乗っていたところ、ドローン(無人機)による空爆を受けて即死したとしている。
Jihadi Johon's Martyrdom

ドローンの空爆による暗殺作戦を成功させるには、標的に対する緻密な諜報活動が不可欠である。ジハーディ・ジョンの監視を行っていたと見られるスパイは、既にイスラム国によって摘発され、犯行を自供した後、処刑されている。その宣伝動画は、2016年1月3日に公開された。

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↑「ジハーディ・ジョン」に対する諜報を行っていたスパイの処刑動画リンク

背教者のスパイ ウバイ・ムハンマド・アブドルガニ
このスパイの氏名はウバイ・ムハンマド・アブドルガニ。1998年ラッカ生まれ。最初は「特派員」として密かに取材活動を始め、ラッカで隠し撮りを行っていた。その映像はイギリスのBBCやOrientNewsで放映されたという。やがてスパイ活動に手を染めるようになり、報酬は月400ドルだったとしている。

イスラム国のイギリス出身戦闘員を監視していたスパイ
↑ジハーディ・ジョンを監視していたスパイの自供シーンから
『イギリス国籍のイスラム国のメンバーたちの写真と、彼らが出入りしている場所の写真を送った。私が彼らの監視を続け、居場所を特定し、空爆が行われた』

イスラム国のイギリス出身戦闘員を監視していたスパイ2
↑ジハーディ・ジョンを監視していたスパイの自供シーンから
『空爆されたのは、イスラム国のとある支部だった。私は空爆された現場や車両の写真を撮影した。写真はハンムード・ムーサという人物に送った』

ジハーディ・ジョンの後継者
↑動画にはジハーディ・ジョンの後継者が登場し、スパイを処刑する

↓画像をクリックして『ダビク』13号を閲覧又はダウンロード
Dabiq13-Cover

↓パリでの同時多発攻撃作戦を行ったジハード戦士たち↓
Dabiq13-ParisAttack
フランス出身者が4人、ベルギー出身者が3人、イラク出身者が2人

【ブルキナファソのホテル攻撃】イスラム・マグレブ諸国のアルカイダが声明 殉教者3人の画像も公開

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↑画像をクリックしてAQIMの声明を閲覧又はダウンロード↑

2016年1月16日に西アフリカのブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて、「スプレンディッド・ホテル」に対する攻撃が行われた件について、イスラム・マグレブ諸国のアルカイダの公式広報部門「アンダルス・メディア」が17日付で声明を発表し、作戦を行った3人の殉教者の画像を公開した。

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↑「ブルキナファソ攻撃の英雄 殉教者アルバッタール・アンサーリ」

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↑「ブルキナファソ攻撃の英雄 殉教者アフマド・ブーカリ・アンサーリ」

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↑「ブルキナファソ攻撃の英雄 アフマド・フィラーリ・アンサーリ」

↓AQIMの公式広報部門アンダルス・メディア発の声明文↓
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なかなかに示唆に富む内容である。国際テロ情報収集ユニットの方々は、しっかり分析して、がんばって上司に報告してほしい。きっと良い勉強になるだろう。

【ブルキナファソの高級ホテル襲撃】アルカイダ系「ムラービトゥーン」が攻撃したとの声明 ホテルに立て籠もるジハード戦士との通話音声も公開

画像をクリックしてホテルに立てこもるジハード戦士との通話を再生
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番号:297
公開:2016年1月16日
組織:ムラービトゥーン(※ムラビトゥン等の表記あり)
出所:アンダルス・メディア(イスラム・マグリブ諸国のアルカイダ(AQIM)の広報部門)
音声:アラビア語
重要:★★☆☆☆


【動画の内容及び解説】
西アフリカのブルキナファソの首都ワガドゥグで、アルカイダ系ジハード主義組織「ムラービトゥーン」のジハード戦士たちが、スプレンディッド・ホテルを襲撃した。数十人を殺害した後、ホテルに立て籠もっていると報じられている

ムラービトゥーンとは、2013年1月にアルジェリアのガス生産基地を襲撃し、日本人10人を殺害したジハード主義組織「血盟団」の指導者であったモフタール・ベルモフタール(※別名ハーリド・アブルアッバス)が率いる後継組織である。現在はイスラム・マグリブ諸国のアルカイダ(AQIM)の傘下に入っている。なお、ムラービトゥーンは2015年11月、西アフリカのマリの首都バマコでも、外国人向けのホテルに対する攻撃作戦を行っている。関連記事参照。

AQIMの公式広報部門である「アンダルス・メディア」が、今回の作戦について画像による声明を公開したほか、ホテルに立て籠もるジハード戦士の一人と電話で話をし、その音声記録も公開した。この通話によると、作戦はイスラム教の預言者ムハンマドを守るための報復であり、弱い立場にある人々を支援するために行ったとしており、およそ30人を殺害したとしている。またフランスに対して、「いつかお前たちの国の中で攻撃を行う」と警告している。

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画像をクリックしてホテルに立てこもるジハード戦士との通話再生




【イスラム国】ジャカルタでの爆発及び警察との銃撃事件に関する公式声明

インドネシア攻撃に関するイスラム国の公式声明
2016年1月14日日本時間23時半ごろ、ジャカルタでの爆発・銃撃事件に関する緊急声明が、上の画像のとおりイスラム国より発出された。

ロゴ下の地名の表記が単に「インドネシア」とのみ記されており、「インドネシア州」といった地方支部の設立にまでは
至っていないことが読み取れる。

この声明の和訳は次のとおりである。
*     *     *
緊急:『カリフの兵士たちの部隊がジャカルタで
十字軍連合の市民のたまり場を標的に』
ヒジュラ暦1437年 第2ラビア月 3日
『ジャカルタで、インドネシアのカリフの兵士たちの部隊が、(イスラム国と戦っている)十字軍連合の市民たちのたまり場を標的として、治安を揺るがす画期的な作戦を敢行した。多数の時限爆弾を仕掛けて同時に爆破させたほか、カリフの兵士4人-アラーよ彼らを受入れたまえ-が軽火器や爆弾ベルトで攻撃を行った。この作戦の結果、十字軍の不信心者や、その警護に当たっていた背教者の内およそ15人を殺害したほか、多数を負傷させた。十字軍連合の市民たち及びその警護に当たっている者たちにとっては今日より、イスラム教徒の国々の中では安全などないことを思い知らせた。アラーはその命令を果たされるが、ほどんどの者はそれを知らない。』
*     *     *

(※競合関係にあるアルカイダのザワヒリ指導者が、インドネシアを始めとする東南アジアでのジハードの必要性を力説する声明を出した翌日に、イスラム国がそのお株を奪う形となった。ザワヒリ師も形無しである。)

【ジャカルタ爆発・銃撃戦】イスラム国の戦闘員による攻撃とアウマーク通信社が速報 (※参考資料:インドネシア出身のジハード戦士が登場する過去の資料動画)

アウマーク通信社の報道
2016年1月14日、インドネシアの首都ジャカルタの中心部で、手榴弾による爆発や、警察との銃撃戦が発生した。

日本時間21時半現在、イスラム国から関連の声明はまだ出されていないが、イスラム国公認の報道機関である「アウマーク通信社」から、『インドネシアの首都ジャカルタで今朝、イスラム国の戦闘員たちが、外国人及び治安部隊を標的として武器による攻撃を行った』との記事が配信されている。

今回の事件とは関係ないが、参考資料映像として、イスラム国のインドネシア人戦闘員が登場する過去の宣伝動画を改めて紹介しておく。 

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インドネシア出身のイスラム国のジハード戦士
2014年8月公開。タイムコード10:42から、インドネシア出身の戦闘員が登場。(インドネシア語とアラビア語での発言があり、英語字幕付)

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インドネシア出身のイスラム国のジハード戦士たち
2014年7月公開。インドネシア出身のジハード戦士がイスラム国への移住と参加を呼びかける内容(英語字幕付)。

【アルカイダ】ザワヒリ指導者の声明3本同時公開 サウジへの非難や東南アジアでのジハード呼びかけ

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番号:294
題名:آل سعود قتلة المجاهدين
和訳:サウード家はジハード戦士を殺す者たち


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番号:295
題名:شمس النصر تشرق من نوسانتارا، الحلقة الثامنة من حلقات سلسلة الربيع الإسلامي
和訳:連続講座「イスラムの春」第8回「勝利の陽はヌサンタラから昇る」

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番号:296
題名:الشام أمانة في أعناقكم
和訳:シリアの責任はあなた方の首にかかっている

公開:2016年1月13日
組織:アルカイダ本部
出所:サハーブ・メディア(アルカイダ公式)
音声:アラビア語
重要:★☆☆☆☆

【内容と解説】
アルカイダの指導者であるアイマン・ザワヒリ師による音声の声明2本とテキストの声明1本。
294は、サウジアラビア当局によるイスラム導師やジハード戦士の処刑に対する非難、295はインドネシアやフィリピンなど東南アジアでのジハードの呼びかけ、296はサウジの対シリア政策に関する非難が主な内容である。
タリバンの指導者であった故オマル師の死亡を長期間にわたって知らぬままであったというザワヒリ師自身の反省からか、直近の情勢を踏まえた積極的な発言が目立っている。

【イスラム・マグリブ諸国のアルカイダ】5年前に拘束した南アフリカ人とスウェーデン人の捕虜の現況を公開

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番号:293
題名:رسالة إلى الحكومتين الجنوب إفريقية و السويدية
和訳:南アフリカ及びスウェーデン両国政府へのメッセージ
公開:2016年1月10日
組織:イスラム・マグリブ諸国のアルカイダ(AQIM)
出所:アンダルス・メディア(AQIM公式)
音声:英語(アラビア語字幕)
重要:★★☆☆☆

【内容及び解説】

2011年11月に北西アフリカのマリにおいて、イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)によって拘束された南アフリカ人及びスウェーデン人の捕虜に関するメッセージ動画。

動画には、AQIMの英語話者のジハード戦士が登場し、既に提示済みの捕虜の解放条件について、南アフリカおよびスウェーデン両政府に然るべく伝わっていないとの情報があるとして、改めて両国政府にメッセージを送っている。

その中で、捕虜の迅速な解放を望むのであれば、フランス政府を交渉の仲介者としないこと、またAQIMからの要求は正当なものだとしつつ、フランス政府は自国民の救出には応じており、なぜ他国民の救出のためには応じようとしないのか問うよう要求している。

動画には、2人の捕虜(南アフリカ人のStephen McGowan氏と、スウェーデン人のJohan Gustofsson氏)も登場し、撮影日は2015年12月17日だと述べている。


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【イスラム国】アメリカや日本等でつくる有志連合が町の図書館を空爆して粉砕 『教育や知識を標的に』

イスラム国公認の「アウマーク通信社」が配信した2016年1月7日付動画によると、アメリカや日本等でつくる有志連合が、イラク北部のシルカートという町の図書館を空爆し、収蔵されていた書物もろとも粉砕した(以下、画像をクリックすると動画のリンクへ移動できる)。
空爆による巨大な穴と散乱する書籍
呆然と立ち尽くす罪のない一般市民
紙片が高い木の上にまで達し、空爆の激しさを物語る

イスラム教の聖典である「クルアーン」の解説本も砂埃にまみれている。こうした野蛮な行為は、イスラム教徒の怒りに火を注ぐことは間違いない。

砂埃をかぶった聖典クルアーンの解説書

「アメリカ軍のミサイル攻撃や空爆は非常に正確なので、狙った施設は確実に破壊する」とNHKの解説員様も仰られている。だとすれば、誤爆などということはあり得ない。それでは、なぜ小さな町の図書館を木っ端微塵にする必要があったのか。

アメリカや日本などでつくる「有志連合」の蛮行に憤る市民
町の住民はこう語る。『この図書館には、学校の生徒のための教科書やノートが保管されていた。アラーを信じぬ十字軍連合どもは、教育や知識を標的にしたのだ。』
 
すなわち、町の図書館を空爆で破壊し、教育や学習を妨害してイスラム教徒を愚民化すれば、有志連合にとって真に都合がよいと考えたのだろうと、現地では受け止められている。

まともに標的を割り出すことさえできず、こうした苦し紛れの空爆を続けたとしても、イスラム教徒たちの反感を招くばかりなのは、疑いないだろう。

後始末に追われる市民

【イスラム国】リビアで着々と支配地域を拡大 ベンジャワドのほかシドラの石油施設を制圧 関連の動画・画像集 ※ズリテン攻撃に関する追記あり

画像をクリックして広報誌「ナバア」を閲覧又はダウンロード

AFP通信によると、2016年1月7日、リビア西部の都市ズリテンにある警察の訓練センターで爆弾を積載したトラックが爆発し、数十人が死傷した。

この事件については、日本時間1月8日午前0時現在において、実行組織からの声明等は一切出されていないが、アルジャジーラが早々と「イスラム国が犯行声明を出した」などと、日経新聞も真っ青の飛ばし記事を配信し、SNSで嘲笑の的になっている。アルジャジーラは、イスラム国に関する報道ではド素人のような間抜けぶりを晒しており、最早何の信頼もない。以下、その証拠を晒しておく。

アルジャジーラの飛ばし記事

とはいえ、ズリテンでの攻撃は、イスラム国によって行われた可能性も否定できない。というのも、最近になってイスラム国はリビアで支配地域を急速に拡大させているためである。果たして今回の事件もその一環なのか、今後の情勢の推移が注目される(※末尾に関連の追記あり)。

イスラム国がリビア中部の都市シルトを拠点としていることは周知の事実であるが、実際には、その東のベンジャワドや、シドラの石油施設までをも既に制圧している。イスラム国には英語版の広報誌『ダビク(※ダービクとの表記もあり)』以外にも、支配領域内の市民向けに『ナバア』というアラビア語広報誌も発行しており、最新刊である『ナバア』第12号において、リビアでの支配地域拡大に関する記事が掲載されている。


↓画像をクリックして『ナバア』第12号を閲覧又はダウンロード↓
画像をクリックして広報誌「ナバア」を閲覧又はダウンロード

↓イスラム国が制圧したシドラの石油施設の画像↓
イスラム国が制圧したシドラの石油施設1
イスラム国が制圧したシドラの石油施設2

また、イスラム国公認の報道機関「アウマーク通信社」は、イスラム国が制圧したベンジャワド市内の様子や、シドラの石油施設の動画も公開している(撮影の日付が2015年のままになっているのは、ヒジュラ暦がメインで西暦は便宜的なものに過ぎないイスラム国的なご愛敬といったところか)。

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リビアのベンジャワドの映像

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リビアのシドラの石油施設の映像

※2016年1月9日追記
リビアのズリテンでの警察の訓練施設に対する攻撃作戦について、イスラム国トリポリタニア州から公式の声明が漸く出された。7日の事件発生から丸一日以上が経過していることから、遠隔地での計画・実行&本部事後承認という従来型の作戦と見られる。声明によれば、爆薬を搭載したトラックによる殉教攻撃で、およそ80人を殺害、150人を負傷させたとしている。

20160108_IS_Tripoli_Zliten

※2016年1月11日追記
リビア東部を拠点とするイスラム国の地方支部「キレナイカ州」から、シドラ湾の石油施設に対する攻撃の写真が公開された。この地区を「石油の三日月地帯」と称しており、高い戦略的重要性を認めていることがわかる。

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【イスラム国】ラマディの東方「ジャパニーズ・ブリッジ」猛攻 殉教攻撃の連鎖で橋は崩落

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番号:292
題名: 2ناسفو العروش
和訳:暴君の玉座を粉砕せし者たち2
公開:2016年1月2日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:アンバール県広報部(イスラム国傘下、旧イラク領)
音声:アラビア語
重要:★★★☆☆

【内容及び解説】
イラク西部のアンバール県の拠点都市であるラマディをめぐり、イスラム国とイラク軍の激戦が続いているが、そのラマディの東方に、「ジャパニーズ・ブリッジと名付けられている橋がある。この宣伝動画では、「ジャパニーズ・ブリッジ」一帯に駐留していたイラク軍の部隊に対し、イスラム国のジハード戦士たちが次々と殉教攻撃を敢行し、大打撃を与えていく。
ジャパニーズ・ブリッジ崩落
イスラム国のジハード戦士たちによる勇猛果敢な攻撃により、「ジャパニーズ・ブリッジ」は遂に崩落し、イスラム国のジハード戦士たちによって見事に制圧される。
黒焦げのアメリカ製戦車
現場には、アメリカ製の黒焦げの戦車が無残な姿をさらし、イラク軍の車両の残骸が大量に放置されている。
黒旗を掲げるジハード戦士たち
また、イスラム国のジハード戦士たちが掲げたムハンマドの指輪の紋章を象った黒旗が、ジャパニーズ・ブリッジで力強く翻っている。更に、付近のイラク軍の詰所は爆破されて木っ端微塵となる。
イラク軍の基地も木っ端微塵に爆破

ジャパニーズ・ブリッジは、更に東のファルージャ、そして首都バグダッドへと通じる戦略上の要衝であるが、この場所をイスラム国に制圧されておきながら、呑気に「ラマディ解放宣言」などを出して祝っているイラク政府は、どこまでも明けましておめでたい面々である。

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【イスラム国】イラク政府が「解放」宣言した西部の拠点都市ラマディで逆襲

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番号:291
題名:فيديو يظهر تقدم مقاتلي الدولة الإسلامية في محيط المجمع الحكومي وسط مدينة الرمادي 
和訳:ラマディの中心部にある政府合同庁舎の周囲に進撃するイスラム国の戦闘員
公開:2016年1月1日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:アウマーク通信社(イスラム国公認)
音声:アラビア語
重要:★★★☆☆

【内容及び解説】
イラク政府は2015年12月、西部の拠点都市ラマディでイスラム国との戦いに「勝利」したなどとして、ラマディの「解放」を宣言していた
イラク政府軍によるラマディ「解放」宣言

しかし、依然としてラマディ市内及び周辺では、イスラム国のジハード戦士たちとイラク政府軍との激しい戦闘が続いている模様だ。

イスラム国公認の報道機関「アウマーク通信社」によって公開された2016年1月1日付けの動画では、イラク政府軍が「解放」を宣言したはずの政府の合同庁舎建物に向けて、イスラム国のジハード戦士たちが激しい銃撃を浴びせている。イスラム国側が、ラマディ市内での最近の戦闘をめぐって動画を公開したのは、これが初めてであり、貴重な映像である。

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