NHKの報道によると、マリ北部のガオで2016年5月31日、現地に展開するPKOの基地の近くで、爆発物が仕掛けられた自動車が爆発し、駐留していた中国人の兵士1人が死亡したほか、十数人がけがをした。
また、同じガオにある別のPKO施設は銃撃を受け、地雷除去に当たっていたフランス人の専門家やマリ人の警備員の合わせて3人が死亡した。

この件について、イスラム・マグレブ諸国のアルカイダの傘下組織「ムラービトゥーン」が、当該攻撃を行ったことを表明する声明を発した。攻撃の状況に関する詳しい声明は、追って発出するとしている。


↓AQIMの公式広報部門「アンダルス・メディア」が配信したアラビア語の声明
20160601_AQIM_Murabituun_Mali_Gao_Attack_Arabic

↓「グローバル・イスラミック・メディア・フロント」による声明の英訳
20160601_AQIM_Murabituun_Mali_Gao_Attack_English

●※2016年6月4日追記
AQIMの広報部門であるアンダルス・メディアから、続報となる声明が発出された。
↓画像をクリックして声明のPDFファイルを閲覧又はダウンロード
20160604_AQIM_Andalus_Gao_Attack_120160604_AQIM_Andalus_Gao_Attack_2

※2016年6月9日追記
作戦の実行者2人の画像公開
AQIM_GIMF_Gao_Attack_1
AQIM_GIMF_Gao_Attack_2