2016年07月

【イスラム国】英語広報誌『DABIQ(ダビク)』第15号配信 イスラム法の断固とした適用を力説 「日本人がイスラム教への改宗を拒むなら更に原爆を投下して考えを改めさせただろう」

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2016年7月31日、イスラム国の英語広報誌『DABIQ(ダビク)』第15号「BREAK THE CROSS(十字架を砕け)」が、インターネットのツイッターやテレグラムを通じて配信された。ダビクの配信は、2016年4月13日以来およそ3か月ぶり。遺体の写真等も含まれているため、リンクからの閲覧およびダウンロードの際には注意願いたい。
なお、『ダビク』バックナンバー全号のリンクはこちらから。

78ページ以降に掲載されている「By the Sword(剣によって)」と題されたコラムに、日本に関する記述がある。

このコラムによると、イスラム教では、剣(武力)によって異教徒の地を征服した後には、引き続き剣によって創造主が定めた法を断固として施行せねばならず、このことはイスラム教に先行する啓示宗教であるユダヤ教及びキリスト教の聖典にも明記されているが、現代のユダヤ教徒及びキリスト教徒はそれを怠っていると指摘している。
その上で、次のように主張している。


<該当部分(80ページ左側中段)の引用>
"The clear difference between Muslims and the corrupt and deviant Jews and Christians is that Muslims are not ashamed of abiding by the rules sent down from their Lord regarding war and enforcement of divine law. So if it were the Muslims, instead of the Crusaders, who had fought the Japanese and Vietnamese or invaded the lands of the Native Americans, there would have been no regrets in killing and enslaving those therein. And since those mujahidin would have done so bound by the Law, they would have been thorough and without some “politically correct” need to apologize years later. The Japanese, for example, would have been forcefully converted to Islam from their pagan ways – and if they stubbornly declined, perhaps another nuke would change their mind."

(当ブログ管理人の和訳、※は訳者による補足)
「イスラム教徒が、堕落し逸脱したユダヤ教徒及びキリスト教徒と明らに異なるのは、戦争と神の法の適用について、創造主から下された掟を施行することに何ら恥じないという点である。仮に日本人やベトナム人と戦争したり、ネイティブ・アメリカン(※いわゆるインディアン)の地を侵略したのが、十字軍(※キリスト教徒)ではなくてイスラム教徒であったならば、そこにいた人間を殺害したり奴隷としたりしたことに対して、何の後悔の念も抱かなかっただろう。なぜなら、(※イスラム教徒の)ジハード戦士は、神の掟に従って行動したのだから完全に正しいのであり、後年に「ポリティカル・コレクト」的な立場から謝罪する必要などないのである。例えば、日本人に対しては、多神教からイスラム教への改宗を強制したであろうし、なおも日本人が頑迷に拒否したなら、おそらくは更なる核兵器を使って考えを改めさせたであろう」(※引用箇所の和訳終わり)

おそらくは、アメリカのオバマ大統領のベトナム・広島訪問などを意識して執筆されたものと受け取れる。日本人がイスラム教への改宗を拒むなら、核兵器の利用も辞さないなどと威勢はよいが、神の掟に従うイスラム教徒には「ポリティカル・コレクト」の必要性はないなどと一方で書いておきながら、「ネイティブ・アメリカン」という余りにも典型的な「ポリティカル・コレクト」表現を使用しているのは滑稽である。コラムの筆者は、唯一絶対神に深く帰依したつもりかもしれないが、人間が一度刷り込まれた価値観から自由になるのは、斯くも困難なのである。

【ファトフ・シャーム戦線】組織としての10か条の綱領を発表

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 2016年7月29日(日本時間)、ヌスラ戦線によるアルカイダからの分離宣言に合わせて、新たに設立された組織「ファトフ・シャーム戦線」(ファタハ・シャーム戦線との表記もあり)は、さっそく10か条からなる組織の綱領を、インターネットのテレグラム公式アカウントを通じて、下の画像の形式で公表した(クリックすると拡大表示)。
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 基本的に、シャリーア(イスラム法)の適用やジハードの実施といった、ヌスラ戦線時代からの方針を踏襲しているが、特に注目すべき点としては、第5条において、イスラム教徒の民衆だけでなく、「不信心者の民」が虐げられていても、その不正を除くとしており、イスラム教スンニ派以外の宗派にも一定の配慮が見られることである。

 また、第9条において、不和や対立を否定し、主張を揃えて互いに連携し、ジハード戦士たちが、ひいてはウンマ(イスラム共同体)が真理のため同じ旗の下に一致団結せねばならないとするなど、シリアの他の反政府勢力との協調を重視する姿勢を打ち出している。

※2016年7月30日追記
ファトフ・シャーム戦線の設立に関する英語の声明も発せられたので、参考までに掲載(※上記10か条の綱領の英訳ではないので注意)

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【ヌスラ戦線】ジュラニ指導者がアルカイダとの分離を宣言 新組織「ファトフ・シャーム戦線」を設立 ジハードを継続へ


 2016年7月29日(日本時間)、Orient Newsはヌスラ戦線の指導者アブ・ムハンマド・ジュラニ氏(「ジャウラニ」「ゴラニ」などの表記もあり)の動画を配信した。ジュラニ氏は動画に素顔を晒して登場し、アルカイダからの分離と、新組織「ファトフ・シャーム戦線」(ファタハ・シャーム戦線との表記もあり)の設立を宣言した。
 
 ジュラニ氏はこの動画で、アルカイダのザワヒリ師と副官のアフマド・ハサン・アブ・カイル氏が、シリア国民のジハードと革命を優先する姿勢を示したことに謝意を表し、高く評価している。
 そして、アメリカとロシアが率いる国際社会が、アルカイダ系のヌスラ戦線を攻撃するとしながら一般のイスラム教徒を攻撃しており、こうした口実を与えないためにも、ヌスラ戦線としての一切の活動を放棄し、「ファトフ・シャーム戦線」という新たな組織として活動すると宣言した。また、「ファトフ・シャーム戦線」は国外の如何なる方面とも何ら関係を有さないと述べ、アルカイダから分離したことを明言した。
 新たな組織の目的は、(1)シャリーア(イスラム法)による統治、(2)ジハード戦士たちを統合し、シリアを暴君の支配から解放する、(3)イスラム法に則りあらゆる手段でシリアでのジハードを堅持、(4)イスラム教徒の困難の緩和、(5)治安を回復して民衆に尊厳ある生活を保証することだとしている。

※2016年7月29日追記
NHKが本件について報じた。これまでの動きや関連情報にも触れながら、よくまとまっている。しかし、「ジュラニ容疑者」という表現は、いかがなものか。テロ組織として扱われているとはいえ、具体的にどんな容疑があるのか不明である。
また、多くの日本の報道機関は、一定期間が経過すると記事を削除してしまうので、こういう良質な記事をアーカイブとして利用できないのは真に残念である。公共の利益のため、ここに転載しておく。

7月29日 7時53分
 内戦が続くシリアで、アサド政権と激しい戦闘を続ける国際テロ組織、アルカイダ系の武装組織、「ヌスラ戦線」の指導者が、アルカイダとの関係を解消すると発表し、内戦の構図にどのように影響を与えるかが注目されています。
 シリアで活動するアルカイダ系の武装組織、「ヌスラ戦線」の指導者、アブムハンマド・ジュラニ容疑者は28日、シリアの反政府系のテレビ局を通じて声明を発表し、アルカイダとの関係を解消すると宣言したうえで、組織名を「シリアの解放」を意味する「ファトフ・シャーム戦線」に変えることを発表しました。
ヌスラ戦線はアサド政権の打倒を掲げ、ほかの反政府勢力とも連携して政府軍との戦闘を続けてきたほか、ライバル関係にある過激派組織IS=イスラミックステートとも衝突を繰り返してきました。
アメリカからはアルカイダ系であることをなどを理由にテロ組織に指定され、アメリカ主導の有志連合やロシア軍の空爆の対象となってきたため、テロ組織との関わりはないとアピールし、勢力の維持を図るねらいがあるとみられます。
一方、今回の発表に先立って、アルカイダ側も声明を出して関係の解消を容認する姿勢を示しており、ヌスラ戦線とアルカイダの関係解消が、シリア内戦の構図にどのような影響を与えるかが注目されています。
 
ヌスラ戦線とは
「ヌスラ戦線」は、内戦が続くシリアを拠点に活動するイスラム過激派組織で、シリア各地でアサド政権との間で戦闘を続けています。
2011年に結成され、おととし、アルカイダの指導者、ザワヒリ容疑者に忠誠を誓ったあと、過激派組織IS=イスラミックステートと対立を深めました。
シリア国内では北西部のイドリブなどでほかの反政府勢力と協力し、シリアの政府軍との戦闘を続けてきたほか、ライバル関係にあるISとの衝突も繰り返してきました。
アメリカ政府からテロ組織に指定され、ISとともに有志連合による空爆を受けているほか、ロシア軍も空爆の対象としています。こうしたなか、ヌスラ戦線は各地の拠点を失うなどして戦力が弱体化し、追い詰められているとも伝えられていました。
一方、ヌスラ戦線は去年6月に取材のためシリアに入ったあと、行方が分からなくなっている日本人フリージャーナリストの安田純平さんを拘束しているとみられていますが、ヌスラ戦線自身はこれまで、安田さんの拘束について具体的な情報を出していません。

米は軍事作戦を継続
「ヌスラ戦線」をテロ組織として指定しているアメリカ、ホワイトハウスのアーネスト報道官は28日の記者会見で、ヌスラ戦線が国際テロ組織アルカイダとの関係を解消すると発表したことについて、「アメリカはヌスラ戦線が欧米などへの攻撃を行う意図を持ち続けていると分析している」と述べ、ヌスラ戦線はテロ組織だとするこれまでの認識に変わりはなく、引き続き軍事作戦の対象になると強調しました。

【ヌスラ戦線】アルカイダのザワヒリ指導者の副官による声明 「シリアのジハードを守るために必要な措置を採れ」 アルカイダからの分離容認を示唆? ※追記あり

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↑画像をクリックして動画を視聴又はダウンロード↑

和訳:アイマン・ザワヒリ師の副官アフマド・ハサン・アブ・カイル師の音声の声明
公開:2016年7月28日
組織:ヌスラ戦線
出所:マナーラ・バイダ・メディア(ヌスラ戦線公式広報部門)
音声:アラビア語
尺長:6分31秒

【内容及び解説】
 最近、シリアのジハード支持者のSNSアカウントや専門家などの間では、ヌスラ戦線が近くアルカイダから分離するのではないかとの見通しが飛び交っていたが、そうした動きの前ぶれのような声明が、ヌスラ戦線の公式広報部門から出された。
 アルカイダのザワヒリ指導者の副官とされるアフマド・ハサン・アブ・カイルがこの音声による声明で、ヌスラ戦線の指導部に対し、「イスラム教徒の利益と、シリア民衆のジハードを守るために前進せよ、そのために適切な措置を採れ」と呼びかけており、他の組織との連携を促している。

※2016年7月29日追記
その後、ヌスラ戦線の指導者であるアブ・ムハンマド・ジャウラニの声明が間もなく出されるとの予告画像が配信された。ジャウラニ指導者が遂に素顔を明かしている。
↓画像をクリックして拡大表示
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 (※ジャウラニ指導者については、ゴラニ、ジュラニなどの表記もあり)

【イスラム国】ドイツ南部アンスバッハ爆発事件の実行者の経歴や作戦の詳細を広報紙に掲載

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2016年7月26日にイスラム国が配信したアラビア語広報紙「アルナバ」第40号に、ドイツ南部バイエルン州アンスバッハで24日夜に起きた爆発事件の実行者ムハンマド・ダリル氏に関する特集記事が掲載されている。イスラム国の戦闘員としてのクンヤ(コードネーム)は「アブ・ユーセフ・カッラール」としている。

この特集記事によると、ムハンマド・ダリルは、イスラム国の前身組織「イラクとシリアのイスラム国」に既に戦闘員として参加していたが、アサド政権の情報機関から不審に思われないように故郷のアレッポに戻り、父親の商店の手伝いをしながら、密かに活動を続けていた。それ以前には、いくつかの反政府勢力で、アサド政権の拠点に対して火炎瓶などで攻撃していたこともあったが、反政府勢力の諸組織の腐敗や堕落ぶりに幻滅して、イスラム国に辿りついた(ヌスラ戦線が分離した際には、イスラム国に移籍している)。

ムハンマド・ダリルはシリア北部アレッポでの戦闘で、迫撃弾の破片を受けて負傷したため、治療のためシリアから離れざるを得なくなった。滞在先のヨーロッパでカリフ制復興宣言などの激動を目の当たりにし、ジハードに復帰すべく何度もシリアへ帰国しようとしたが失敗してしまった。そこで、インターネットのSNSを通じたイスラム国の広報活動に従事していたところ、移住できなければ滞在先の現地でジハードをせよとの呼びかけに接することとなる。

だが、自動車も所有していないため、火炎瓶や爆弾を作るための物資を調達できなかった。そこで、より日常的な物資を利用した爆発物で、群衆の中で爆発する計画に変更した。新たな作戦の準備には、3か月ほど要したが、その期間中にドイツ警察のガサ入れがあったという。ところが警察は、ムハンマド・ダリルが隠していた爆弾を見つけられなかったとしている。作戦予定日の前日には、標的に定めたコンサート会場の下見にも訪れている。またこの間、常に協力者もいたという。

結局、当初の標的であったコンサート会場には入ることができず、目標を人が集まっていた酒場に変更して爆発した。また、この作戦によるメッセージを正確に伝えるため、ムハンマド・ダリルは事前に動画を遺しており、その中でバグダディ指導者に改めて忠誠を誓い、ジハードを座視している者たちに立ち上がるよう呼びかけたとしている(この動画については、当ブログ過去記事を参照)。

なお、『アルナバ』のバックナンバー全号リンクはこちらから

【イスラム国】広報紙「アルナバ」に故ウマル・シシャニ幹部の遺言を掲載 ※追記あり

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2016年7月26日に配信された、イスラム国のアラビア語広報紙「アルナバ」の第40号(毎週火曜日発行)に、イラクでの戦闘中に死亡した最高幹部の一人、ウマル・シシャニの遺言が掲載された。グルジア語で記された遺言を、イスラム国の公式広報部門「アルハヤト・メディア・センター」がアラビア語に翻訳したものと記されている(画像をクリックすると「アルナバ」のPDFファイルを閲覧可能)。

死亡した幹部の遺言が公表されるのは異例である。モスル南部のシルカートにおける戦闘で死亡したとされるシシャニ氏には、重傷を負った後に死を覚悟する時間があったのかもしれない。遺言では、血縁や地縁といった出自ではなく、アラーへの畏怖と責任感による人材登用を訴えたり、バグダディ指導者にムハージル(外国からイスラム国への移住者)への配慮を願うなど、非アラブ系の大幹部らしい内容である。

故ウマル・シシャニ幹部の遺言と、その和訳は次のとおり。なお、『アルナバ』のバックナンバー全号リンクはこちらから

↓ウマル・シシャニ幹部の遺言(アルナバ40号15ページ)
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・第一の遺言
私の指揮下にあったジハード戦士たちへ。諸君らにかけた迷惑について許してほしい。私の方からは、諸君らに対して全てのことを許した。アラーに許しをを求め、懺悔するように。

・第二の遺言
移住とジハードをあきらめてはならぬ。この2つの中にこそ、諸君らの魂の救済はある。勝利は我らの宗教にあるだろう。

・第三の遺言
アミール(幹部)たちへ伝えてほしい。諸君らは腹心や側近を、出自に基づいて任命しているようだが、どうかアラーへの畏怖と責任感の強さに基づいて任命してほしい。

・第四の遺言
現世や金銭に執着してはならぬ。最後の審判の日には、諸君らが手にしていた金銭について問われることを忘れるな。次のハディースを思い出せ。預言者は仰られた、「お前たちが正しくアラーにおすがりさえすれば、鳥に餌を与えるかの如く、お前たちにも恵みを与えられる」と。現世で金銭を追い求めて、時間を無駄にしてはならぬ。

・第五の遺言
信徒たちの長(※バグダディ指導者)へ。
貴方にアラーのご加護を。飢えに苦しみ散り散りに暮らしている か弱い信徒たちが貴方の下に集えるように、アラーが貴方の命を長らえてくださいますように。貴方の手によって、二聖モスク(※メッカとメディナ)と聖なる家(※エルサレム)が征服されますように。信徒たちの長よ、私が貴方の命令に従わなかった、あるいは命令を果たせなかったことがあったなら、どうかお許しください。あなたのお墨付きをいただけないことに、私が金銭を費やしてしまったとしたなら、どうかお許しください。私の判断のみで行ったことは、さほど多くはないと願っています。
信徒たちの長よ、あなたが正しくあり続け、アラーとともにいる限り、ムハージル(※イスラム国への移住者)たちは、あなたの下に留まるでしょう。くれぐれもムハージルたちのことを、よろしくお願いします。そして、信徒たちの長に最後のお願いです。どうか、カフカースの同志たちのことをお忘れにならないでください。

※2016年7月29日追記
イスラム国キルクーク県広報部から、故ウマル・シシャニの遺言がジハード戦士たちに配布されている様子の写真3枚が配信された。
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【イスラム国】フランス北部でキリスト教会立てこもり 人質の神父を殺害 実行者の動画2本公開

【最新情報】
・2016年7月28日、イスラム国系メディアのアマーク通信(アマク通信、アーマク通信といった表記もあり)は、フランス北部ノルマンディ地方でのキリスト教会襲撃事件の実行者2人の内の1人、アブデルマリク・プチジャンの動画を公開した。動画の中で、イスラム教徒の同胞にフランスや対イスラム国有志連合の国々に対する攻撃を呼びかけている。


【その他関連情報】 
・2016年7月27日、イスラム国系メディアのアマーク通信(アマク通信、アーマク通信などの表記もあり)は、フランス北部ノルマンディ地方でのキリスト教会襲撃事件の実行者2人の動画を公開した。26日付の動画で2人は、イスラム国のバグダディ指導者に忠誠を誓っている。



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NHKの報道によると、2016年7月26日、フランス北部にあるキリスト教の教会で、刃物を持った男2人が神父や信者などを人質にとって立てこもり、その後、警察の特殊部隊に射殺され、人質のうち神父が死亡した。また、フランスのオランド大統領が、2人のテロリストが、ISの名のもとに神父を殺害したと述べ、ISが絡んだテロ事件だとして強く非難したと報じている。

イスラム国系メディアのアマーク通信は、フランス北部ノルマンディの教会を攻撃した2人は、イスラム国の戦士だとする次の速報バナー(英語版とアラビア語版)を、インターネットで配信した。
↓画像をクリックすると拡大表示
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(※アマーク通信については、アマク通信、アーマク通信、アマック通信など、メディアによって日本語の表記が揺れている)

【イスラム国】イラク・アンバール県でアメリカの軍用機を撃墜

2016年7月25日、イスラム国系メディアの「アマーク通信」は、イラク西部アンバール県のアイン・アサド空軍基地の付近で、アメリカの軍用機を撃墜したとの速報バナーをインターネットで配信した。この軍用機の乗員は死亡したとも報じている(※アマーク通信については、アマク通信、アーマク通信、アマック通信といった表記もあり)。

また、イスラム国「ユーフラテス県」の広報部門も、撃墜した軍用機から回収した物品の写真を公開している。

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【イスラム国】ドイツ南部での爆発事件は「イスラム国の戦士が実行」 写真と動画も公開

2016年7月26日午前6時頃(日本時間)に「アマーク通信」が配信した続報。イスラム国系メディアのアマーク通信は、24日夜にバイエルン州アンスバッハのコンサート会場入り口付近で爆発物を爆発させた人物、ムハンマド・ダリル氏の写真を公開した。
↓画像をクリックして拡大可能
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さらにアマーク通信は、事件前に撮影されたと見られるムハンマド・ダリル氏の動画も公開した。この動画でダリル氏はアラビア語で、イスラム国のバグダディ指導者に忠誠を誓っているほか、対イスラム国有志連合による犯罪行為の報復として、ドイツのアンスバッハで殉教作戦を行うと宣言している。
(※アマーク通信については、アマク通信、アーマク通信、アマック通信等の表記もあり)

【以下、これまでの情報】
 
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NHKの報道によると、ドイツ南部バイエルン州のアンスバッハで、2016年7月24日午後10時すぎ(日本時間の25日朝早く)、27歳のシリア人の男が、屋外コンサートの会場に入ろうとしたものの入場を拒否され、入り口付近で持っていた爆発物を爆発させた。男は死亡、12人がけがをし、この内3人は重傷だとしている。

この事件に関して、25日午後11時半ごろ(日本時間)、イスラム国系メディアのアマーク通信は、このドイツ南部での殉教作戦を行ったのは、イスラム国の戦士であり、イスラム国と戦う有志連合の国々を標的にせよという呼びかけに応じて行ったものとする内容の速報バナーを、次のとおりインターネットを通じて英語とアラビア語で配信した。

↓クリックすると拡大画像を表示可能
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最近、世界各地でイスラム国の戦士によるものとされる攻撃が相次いで発生している。アマーク通信は2016年7月26日午前2時ごろ(日本時間)、十字軍連合諸国の市民に対する主要な攻撃の死傷者数について、次のインフォグラフィックを配信した。今回のアンスバッハの事件も含まれている。

↓画像をクリックして拡大可能
20160725_IS_有志連合の国々の市民に対する主な攻撃の統計
 

【イスラム国 ホラサン州】アフガニスタン首都カブールで2人が殉教作戦を実施 約70人死亡 公式声明を発出 ※追記あり

画像をクリックしてNHKの関連報道へ移動
NHKの報道によると、2016年7月23日、アフガニスタンの首都カブールで、市民がデモを行っていたところ、大きな爆発があり、これまでのところ61人が死亡し、207人がけがをしたとしている。
 デモの参加者には、アフガニスタンでは少数派でイスラム教シーア派のハザラ人が多く、地元を通る大規模な送電線を建設するよう政府に求めていたという。また、事件後にISとつながりのある「アマーク通信」が、「ISの戦士2人がカブールでシーア派の集まりを狙って、身に付けた爆発物を爆発させた」と伝えたとしている。

こちらが、そのアマーク通信の速報バナーである。
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(※アマーク通信については、アマク通信、アーマク通信、アマック通信等の表記もあり)

NHKがアマーク通信を常時フォローするようになったのは素晴らしいが、本件については下の画像のとおり、既にイスラム国からの公式声明もでている。こちらのイスラム国ホラサン州の声明の方が詳しい情報があるので、是非とも言及していただきたい。少しでもお役に立てるよう、当ブログ管理人による全訳を掲載したので、参考にしていただければ幸いである。

20160723_IS_Khurasan_Afghanistan_Kabul_Attack
↑画像をクリックすると拡大
(以下、声明の和訳(※は当ブログ管理人による補足)
速報 カブールでの2回の殉教作戦で
多神教徒のラーフィダ(※シーア)派の内70人が死亡、約200人が負傷
イスラム国ホラサン州 ヒジュラ暦1437年シャワル月18日
栄光あるアラーの祝福により、カリフ国の戦士であるナジブラ・ホラサニ及びタルハ・ホラサニの2人(アラーよ両者を受け入れ給え)がカブールで、多神教徒のラーフィダ(※シーア)派の集まりに対して手榴弾による攻撃に成功し、両者はその内の多数を死傷させた。更に両者は、残った者たちの只中で爆弾チョッキを爆発させた結果、約70人を殺害、背教者200人超を負傷させた。今回の祝福すべき作戦は、シャーム地方(※シリア)のスンニ派住民に対するヌサイリ(※アラウィ)派の戦いに、彼らが協力していることへの報復であり、ホラサンの大地及びその他のイスラム教徒の国々を、多神教の汚れから浄化するためでもある。まさに称賛は世界の主であるアラーにこそある。
(※和訳は以上)

※以下、2016年7月24日追記 

NHK「ISの地域組織名乗るグループ」声明
 当ブログ記事の公開後、NHKが当ブログ管理人の意を見事に汲まれ、イスラム国ホラサン州が出した声明について素晴らしい続報を配信していただいた。
 「ホラサン州」という人口に膾炙していない固有名詞を避けたにもかかわらず、アナウンサーの方が「ISの地域そしk・・・地域組織を名乗るグループが・・・」と噛んでしまったのは、ご愛敬であろう。細かいことはともかく、流石はわが国公共放送と評価すべきであり、まさに感無量である。NHKの関連報道のリンクはこちら
以下、NHKの記事を引用。

アフガニスタン爆弾テロ “IS地域組織”が犯行声明
7月24日 11時52分

アフガニスタンの首都カブールで80人が死亡した爆弾テロ事件で、過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織を名乗るグループが犯行を主張する声明を出し、現地では、反政府武装勢力タリバンに加え、ISという新たな脅威への懸念が広がっています。
アフガニスタンの首都カブールで23日、市民のデモを狙った爆弾テロ事件があり、これまでに80人が死亡、231人がけがをしています。

デモの参加者には、現地では少数派のイスラム教シーア派の人たちが多く含まれており、過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織を名乗るグループが、「シリアでスンニ派を殺害しているシーア派に対する報復として、戦士2人が身に着けた爆発物を爆発させた」などと犯行を主張する声明を出しました。

アフガニスタンでは長年、反政府武装勢力タリバンが、テロや襲撃を続けてきました。しかしこの1年ほど、ISの地域組織が隣国パキスタンとの国境に近い東部を中心に活動を活発化させており、今回、首都で大規模なテロが起きたことで、アフガニスタンではタリバンに加えて新たな脅威への懸念が広がっています。
 
※2016年7月25日追記
 イスラム国ホラサン州が配信した、カブールでの作戦の実行者2人の画像。
出身を示すコードネームは声明と異なり、「ホラサニ」ではなく「アフガニ」とされている。
殉教者タルハ・ホラサニ
↑「タルハ・アフガニ」の写真

殉教者ナジブラ・ホラサニ
↑「ナジブラ・アフガニ」の写真
 

【ヌスラ戦線】アサド政権による電力供給の遮断に太陽光発電で対抗

↑画像をクリックして動画を視聴又はダウンロード↑

題名:الطاقة البديلة في المناطق المحررة
和訳:解放された地区における代替エネルギー
公開:2016年7月21日
組織:ヌスラ戦線
出所:ハマ特派員(ヌスラ戦線公式)
音声:アラビア語(※当ブログ管理人による独自字幕)

【キャプション】
内戦が続く中東のシリアでは、アサド政権が反政府勢力が支配する地区への電力供給を遮断して報復を行っている。これに対し地区の住民は、独自に大型のディーゼル発電機を導入して対処しているが、燃料価格の高騰もあり、各戸で太陽光発電を導入するといった取り組みも行われている。アルカイダ系組織のヌスラ戦線が公開した動画であるが、「イスラム過激派」の「プロパガンダ動画」というよりは、住民生活に密着した良質の報道レポートと呼ぶに相応しい。

【サウンドバイト】
(記事冒頭のYoutube動画の日本語字幕を参照)


【イスラム国】フランスのニースでの大型トラック轢き殺し事件を正当化

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↑画像をクリックして動画を視聴又はダウンロード↑

題名:سكوتكم يتسبب في قتلكم
和訳:お前たちが殺される理由はお前たちの沈黙にある
公開:2016年7月20日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:ユーフラテス県広報部(旧イラク領)
音声:フランス語(アラビア語字幕)
尺長:5分6秒

【キャプション】
フランス語話者の戦闘員が登場し、フランスのニースでのトラックによる轢き殺し事件を正当化するとともに、イスラム教徒に対し更なる攻撃を行うよう呼びかける宣伝動画。戦闘員はフランス国民に対し、フランス政府がシリアやイラクでイスラム教徒を殺害しているのに、政府に対して沈黙しているから、こうした殺害事件が起こるのだと警告している。

【サウンドバイト】
02:36-02:50
「(※イスラム教徒に向けて)アラーの敵によるイスラム教徒への仕打ちを見たのなら、アラーを畏れ蜂起せよ。イスラム教徒の血のために復讐せよ。あらゆる手段を用いて十字軍どもを容赦なく殺せ」

03:37-03:46
「(※フランス国民に向けて)お前たちの安全を脅かし、連日の殺害事件が起きる原因を作っているのは、お前たちの無謀な政府である」

04:45-04:52
「(※フランス国民に向けて)お前たちが政府に対して沈黙しているから、お前たちは殺されるのだ」


↓画像をクリックして動画を視聴又はダウンロード↓
画像をクリックして動画を視聴またはダウンロード
 

【イスラム国】小学校の教科書が話題

イスラム国の支持者でつくるSNSコミュニティでは、イスラム国の支配地域の小学校で使用されている教科書が話題になっている。

やはり、世界60か国の十字軍連合と戦時中にあるという世相が繁栄されている。例えば、次の小学校3年生「算数」の表紙のデザインは、まさに戦時中を感じさせる。

غلاف

次に、小学校2年生「算数」から筆算の問題。
ジハード戦士と筆算
「70人のジハード戦士がスクナ(※シリア中部の都市)解放作戦に参加しました。進攻できたジハード戦士は29人だけでした。進攻できなかったジハード戦士は何人でしょう?」

また、イスラム国の教育課程では、小学校4年生から英語が始まる。グローバル・ジハード時代への対応には、カリフ国であっても英語の早期教育は必須ということだろうか。
ちなみに、こちらが英語の教科書の表紙である。

小学校4年生(英語)
中身もなかなかユニークで面白いが、また機会があれば紹介したい。

何と言っても、流石にカリフ国というだけあり、イスラム教の世界観が、理科教育にも反映されている。
例えば、小学校1年生「理科」では、生き物は羽、毛、皮、殻、鱗で覆われているという説明が図とともに記されているが、その大前提として、こうした生き物は至高のアラーによって創造されたものだと明記されている。

生き物はアラーが御創りになった

全体として、多くの学習時間は、イスラム教の教育に当てられており、聖典クルアーンや預言者ムハンマドの伝記といった教科がある。これらの教科書を読むと、いわば「生まれながらの」イスラム教徒たちが、幼少時からどのようにイスラム教について自然に学んでいくのかを知ることができる。日本人の研究者のように、大人になってから小難しい専門書を読んでイスラム教を知るのとは、大きく違う世界がそこには広がっている。

当ブログ管理人は、こうした教科書を大量に入手したので、今後解析を進めるとともに、時折このブログで紹介していきたい。

【イスラム国 アマーク通信・アルバヤン放送】ドイツの列車内での斧を使った攻撃事件は「イスラム国の戦士が実行」 実行者の動画も公開

※関連情報は随時更新予定。
【最新情報】
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2016年7月19日午後10時過ぎ(日本時間)、イスラム国系メディアのアマーク通信は、ドイツの列車内での斧を使った襲撃事件について、実行者とされるムハンマド・リヤドという人物の動画を公開した(アラビア語字幕版のほか、英語字幕版もある)。男は動画でナイフを振り回しながら語り、自分を「カリフ国の戦士の一人」だとしているほか、ドイツで殉教作戦をするつもりだと述べている。また、動画の後半では、「斧を使って首を斬る」などとも話しており、事件を予告する内容となっている。

【公式ラジオ放送局アルバヤンによる声明】 

2016年7月19日午後7時半頃(日本時間)、イスラム国の公式ラジオ放送「アルバヤン」は、デイリーニュースの冒頭で、ドイツの列車内での斧を使った攻撃事件について声明を発した。音声ファイルのリンクはこちら。上の動画は当ブログ管理人が独自に編集し、日本語字幕を付したものである。声明の該当部分の和訳は動画を視聴してほしい。


【アマーク通信による第一報の速報バナー】
20160719_IS_Amaq_Germany_English

NHKの報道によると、ドイツ南部のビュルツブルクで、18日午後9時すぎ(日本時間19日午前4時すぎ)、走行中の列車の中で男がおのを振り回して乗客に襲いかかり、4人が重傷で、1人が軽いけがをした。男はアフガニスタン出身の17歳の難民の少年で、列車から逃げようとしたところを、駆けつけた警察官に射殺されたという。

イスラム国系メディアのアマーク通信は19日、この事件に関する速報バナーを配信し、斧による攻撃の実行者について、「イスラム国の戦士の一人」であり、「イスラム国と戦う有志連合の国々を標的にせよという呼びかけに応じて作戦を行った」と報じた。なお、この速報は、アラビア語と英語で配信された(上下の画像参照)。

20160719_IS_Amaq_Germany
(※アマーク通信については、アマク通信、アーマク通信、アマック通信等の表記もあり)
 

【イスラム国 アマーク通信】アサド政権の支配地区へ向かうトラックを捕捉し積荷の酒類を廃棄


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題名:Seizing a Truckload of Alcohol Headed for Syrian Regime Areas in Hasakah
和訳:ハサカ県の政権支配地区行きのトラックに積載されていたアルコール飲料を押収
公開:2016年7月17日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:アマーク通信(イスラム国系メディア)
音声:アラビア語
尺長:1分32秒

【キャプション】
シリア北部ラッカ県の北部地区で、ハサカ県のアサド政権支配地区に向かっていた大型トラックの荷台から、清涼飲料水の積荷の下に隠されていたアルコール飲料を押収し、破棄する様子を伝える動画。冒頭、イスラム国の宗教警察「ヒスバ」の隊員が登場し、状況を説明する。周知のとおり、イスラム教では飲酒は禁止されている。

【サウンドバイト】
(イスラム国のヒスバ(宗教警察)隊員ON)
0:06-0:35
「アラーの名において。アラーの使徒に平安あれ。アラーのおかげで、ラッカ県の北部地区のマンスール通行所において、酒類が積まれたトラック2台を捕捉した。1台の車両には、酒瓶1ダース入りの箱が千個積まれており、昨日我々が廃棄した。もう一台の車両には、千八十箱積まれており、我々ヒスバが廃棄しているところである」


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【イスラム国 アマーク通信】衛星放送のアンテナを撤去して情報統制


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題名:
Raqqah Authorities and Volunteers Remove Satellite Dishes from Rooftops
和訳:ラッカ当局とボランティアが屋上から衛星放送のアンテナを撤去
公開:2016年7月16日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:アマーク通信(イスラム国系メディア)
音声:アラビア語
尺長:1分19秒

【キャプション】
イスラム国が支配する地域では、欧米や他のアラブ諸国の放送局が配信している「有害な」テレビ番組の視聴を禁止する目的で、衛星放送のアンテナの撤去が進められている。
イスラム国系メディアのアマーク通信が配信したこの動画では、イスラム国の宗教警察である「ヒスバ」の隊員が、シリア北部ラッカの地元住民らの協力を得て、屋上に取り付けられている円盤状のアンテナを撤去する様子が紹介されている。

同様の動画はこれまで多数配信されてきたが、アマーク通信が配信した今回の動画は、BGMなどの演出効果がないため、報道機関による資料映像として利用しやすい。イスラム国による情報統制の実例として活用されては、いかがだろうか。

【サウンドバイト】
<ヒスバ隊員のON(0:16-0:30)>
「アラーのおかげで、ラッカ県の一部の地区では、ヒスバ(宗教警察)の同僚たちによる撤去作業を、イスラム教徒の仲間たちが手伝っている」

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【参考資料】
ISの支配地域の住民に衛星放送アンテナの撤去を命じるパンフレット
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【イスラム国 アマーク通信・ラジオ放送「アルバヤン」】フランスのニースでのトラックひき殺し攻撃はイスラム国の戦士が実行 ※追記あり

 
IS公式ラジオ「アルバヤンの声明」
2016年7月16日午後10時5分(日本時間)ごろ、公式ラジオ放送アルバヤンのフランス語版でも、南部のニースでのトラックによるひき殺し攻撃(14日夜に発生)を行ったのはイスラム国の戦士であるという声明が発出された(上の画像は、フランス語テキスト版起こしの該当部分の抜粋)。内容は以下のアラビア語版と同じである。

【以下、これまでの関連情報】


2016年7月16日午後6時15分(日本時間)ごろ、イスラム国公式ラジオ放送の「アルバヤン」(アラビア語版)は、フランスのニースでの大型トラックによる攻撃作戦について、イスラム国の戦士の一人が行ったものとする声明を、デイリーニュースの一部として冒頭で発表した(上の動画は当ブログ管理人が独自に編集し字幕を付したもの)。

↓画像をクリックして「アルバヤン」の音声ファイル(アラビア語)を再生
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アルバヤン放送での該当する部分の和訳はつぎのとおり。
音声ファイル 01:04-01:52
「最初はフランスから。
カリフ国と敵対する十字軍連合の国を標的にせよというイスラム国の呼びかけに答えて、イスラム国の戦士の一人が、新たに強力な作戦を実行した。フランスのニースで行われていたナショナルデーを祝う行事において、大型トラックを使用してフランスの十字軍市民たちをひき殺した。この大胆な作戦により、およそ100人を殺害したほか、何十人かを負傷させた。重体の者がいるため、戦果はさらに増える可能性もある。
思い知るがいい、十字軍諸国よ。どれほど治安警備を強化しようとも、ジハード戦士の攻撃を阻止することはできない。彼らはお前たちの国内で襲撃を続けるだろう。」

※2016年7月18日追記
NHKが、イスラム国公式ラジオ放送の内容について、丸1日以上遅れながらも、やっと次のとおり報じていた。「アルバヤン」という固有名詞をまだ使用しないつもりのようだが、「アマーク通信」のように、いずれ必須の報道用語となるだろう。先進諸国の報道機関の先駆けとなられることを期待したい。
*     *     *
画像をクリックしてNHKの報道へ移動
仏 暴走テロ ISラジオ 容疑者の男は「ISの戦士」
7月17日 22時14分
フランス南部のニースで花火の見物客に大型トラックが突っ込んだテロ事件で、過激派組織IS=イスラミックステートが運営するラジオは、容疑者の男について「ISの戦士だ」と主張するとともに、今後も、こうしたテロを繰り返す可能性を示唆しました。
フランス南部のニースで、14日夜、花火を見物する人々が集まった遊歩道に大型トラックが突っ込んで暴走し、これまでに84人が死亡しました。
この事件でトラックを運転していて警察に射殺されたニース在住のチュニジア人、モハメド・ラフエジブフレル容疑者(31)について過激派組織ISが運営するラジオは16日、インターネットを通じた放送で「ISの戦士だ」と主張しました。そのうえで、「有志連合の国々はいくら治安機関の能力を駆使しても、戦士たちの攻撃を防ぐことはできないと認識すべきだ」として、ISと戦う有志連合の参加国で、今後もこうしたテロを繰り返す可能性を示唆しました。
ラフエジブフレル容疑者について、フランスのカズヌーブ内相は短時間で過激な思想の影響を受け犯行に及んだという見方を示していて、捜査当局が動機や背後関係の解明を進めています。
*     *     *

【以下、アマーク通信による本件の第一報】
 
425402460_16046_17299066470930094844
アマーク通信の英語版速報バナー画像

・イスラム国系メディアのアマーク通信は、2016年7月16日付配信の速報バナーで、「アマーク通信のセキュリティ取材源:フランスのニースにおける(※トラックを使った)ひき殺し作戦の実行者は、イスラム国の戦士の一人である。イスラム国と戦う(有志)連合の国々の市民を標的にせよという呼びかけに応じて行われた」と報じた(※はブログ管理人による補足、和訳はアラビア語版に基づく)。

【イスラム国 アマーク通信】最高幹部ウマル・シシャニが死亡

さらば 殉教者ウマル・シシャーニ師

2016年7月13日、イスラム国系メディアのアマーク通信は、最高幹部の一人であるウマル・シシャニ師が、モスルの南方の町シルカートで、モスル奪還作戦を進めるイラク政府軍との戦闘に参加していたところ、殉教したと速報した。


↓画像をクリックして速報バナー画像を拡大
20160713_IS_AMAQ_ウマル・シシャーニ師逝く

20160713_IS_Amaq_Umar_Shishani_Martyrdom

米軍は2016年の3月、シリア北東部のシャッダーディで、ウマル・シシャニを空爆により殺害したと発表していた。これに対し、イスラム国側は5月の公式声明で、シシャニ師の健在を示唆していた。

【イスラム国 アマーク通信】米軍の空爆で破壊されたモスルの大学や市街地からジョン・キャントリー氏がレポート


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題名:
John Cantlie Speaking about the US Bombing Mosul University and Popular Areas in the City
和訳:米軍によるモスル大学及び市街地の空爆についてジョン・キャントリーが語る
公開:2016年7月12日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:アマーク通信(イスラム国公認のメディア)
音声:英語(アラビア語字幕)
尺長:3分13秒

【キャプション】
イスラム国によって当初は人質として拘束され、その後イスラム国の広報・宣伝動画にレポーター役として活躍するようになった英国人ジャーナリスト、ジョン・キャントリー氏が登場する動画。イスラム国系メディアのアマーク通信が配信した。ジョン・キャントリー氏がアマーク通信のレポーターとして登場するのは、3月19日の配信動画以来2回目である。ジョン・キャントリー氏の過去の動画については、こちらを参照。

今回の動画でジョン・キャントリー氏はイラク北部のモスルから、米軍が率いる有志連合の空爆によって破壊されたモスル大学の校舎、居住区のヤービサート地区及び中心地区にある銀行の被害状況を伝え、こうした施設や場所を標的とし、民間人の生命を危険に晒すことを厭わない有志連合の姿勢に対し疑問を呈している。


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【アルカイダ】オサマ・ビンラディンの息子 ハムザ・ビンラディンの声明

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題名:كلنا أسامة
和訳:我らは皆オサマ
公開:2016年7月9日
組織:アルカイダ
出所:サハーブ・メディア(アルカイダ公式)
音声:アラビア語
尺長:21分40秒

【キャプション】
9・11事件の首謀者である伝説的なジハード戦士、オサマ・ビンラディンの息子であるハムザ・ビンラディンによる音声の声明動画。、これまでに殉教した歴代のアルカイダ・メンバーの画像が背景として流されている。

9・11事件以降、アメリカ当局は、オサマ・ビンラディンをはじめとする数多のアルカイダ幹部を暗殺してきたが、ジハード戦士はむしろ増えていると主張し、今後もアルカイダとして、米国とその同盟者との戦いを続けると宣言している。

【イスラム国】宣伝動画の傑作10選 ダイジェスト動画 ヒジュラ暦1437年ラマダン月公開分

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題名:SELECTED 10 VIDEOS FROM THE WILAYAT OF THE ISLAMIC STATE
和訳:イスラム国各州・県の動画10選 ヒジュラ暦1437年ラマダン月分
公開:2016年7月10日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:アルハヤト・メディア・センター(イスラム国公式)
音声:アラビア語(英語字幕)

【内容及び解説】 
イスラム国からヒジュラ暦1437年ラマダン月中(※先月)に公開された動画の中から、傑作10本をまとめて簡潔に紹介する内容。

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20160710_IS_Alhayat_Ten Selected Videos
 

【イスラム国 アマーク通信】ロシア軍のヘリコプターを撃墜した時の動画


テイルローターのあたりから火が上がった後、制御不能となった機体がクルクルと回転し、無惨に地面に叩きつけられて炎上する。その見事な戦果に「アラーは偉大なり」の歓声があがる。
イスラム国系メディアの「アマーク通信」は、シリアのパルミラ東部でロシア軍のヘリコプターを撃墜した際の映像を、2016年7月9日付の配信ニュースとして公開した。

日本テレビの報道によると、ロシア側も撃墜を認めており、ヘリに乗っていた兵士2人が死亡したとしている。
日本テレビによる関連報道

この動画の公開に先立つ7月8日、イスラム国は以下の公式声明でも、パルミラ東部でロシア軍のヘリコプターを撃墜したと発表していた。イスラム国の発表の信憑性の高さが改めて示された。

20160708_IS_Tadmur_Russian_Helicopter_Clash
アマーク通信速報バナー

【イスラム国】ラマダン月明け祭を祝うラッカとモスルの雰囲気を伝える動画2本

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題名:هذا عيدنا
和訳:これぞ我らの断食月明け祭
公開:2016年7月9日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:ニナワ県広報部(旧イラク領)
音声:アラビア語
尺長:7分57秒


20160709_IS_Raqqah_Tukabbir_Allah_Ma_Hadakum
↑画像をクリックして動画を視聴又はダウンロード↑
題名:ولتكبروا الله على ما هداكم
和訳:汝らを導いたことにつきアラーは偉大なりと唱えよ
公開:2016年7月9日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:ラッカ県広報部(旧シリア領)
音声:アラビア語
尺長:16分6秒

【イスラム国 サイバー部門】ダラス警察の逮捕者リストと警官の年収リストを公開

20160708_IS_UCC_Banner
アメリカ南部テキサス州で抗議デモが行われている最中に警察官ら11人が銃撃された事件に関連し、イスラム国サイバー部門を名乗る「サイバーカリフ国連合」(UCC)の一角を担う「サイバーカリフ軍(CCA)」は、ダラス警察による過去の逮捕者3000人超のリスト及び警官12000人超の年収リストのデータを公開した。逮捕者の大半が黒人又はヒスパニック系だとしている(内容の性質上、当ブログでは当該データのイメージ画像(※氏名欄を削除)のみを紹介し、関連リンクの掲載は控える)。

↓ダラス警察による逮捕者リストイメージ(※氏名欄を削除)
20160708_IS_UCC_ダラス警察の逮捕者リスト(氏名欄を削除)

↓ダラス警察職員の年収リストイメージ(※氏名欄を削除)
20160708_IS_UCC_ダラス警察の年収リスト(氏名欄を削除)

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20160709_IS_UCC_Banner_America_1

【ナシード名曲選】『サッビヒーヒム・ヤーカターイブ"صبّحيهم يا كتائب"(戦士たちよ 奴らを叩き起こせ)』日本語字幕付


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