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2015年10月3日、イスラム国がバングラデシュで日本人を殺害したとの声明を発出した。
そして翌4日、イスラム国の公式ラジオ放送局「アルバヤン」も、この声明とほぼ同じ内容のニュースを報じた。これにより、現地レベルでイスラム国の支持者・共鳴者により計画・実行された作戦について、事後にイスラム国「本部」による「評価と承認」が行われるという、一連の手続きが踏襲されたことになる。

未だに日本の多くのメディアは、「殺害はイスラム国本部の指示により行われたものか」、「バングラデシュにイスラム国の支部があるのか否か」、と言った観点から事件を報じようとしているが、「グローバル・ジハード」とは、そうした従来型のヒエラルキー構造に基づいて上意下達的に行われるものではないことを、拙ブログの過去エントリを参考にしながら、そろそろ認識してほしい。