インドネシア攻撃に関するイスラム国の公式声明
2016年1月14日日本時間23時半ごろ、ジャカルタでの爆発・銃撃事件に関する緊急声明が、上の画像のとおりイスラム国より発出された。

ロゴ下の地名の表記が単に「インドネシア」とのみ記されており、「インドネシア州」といった地方支部の設立にまでは
至っていないことが読み取れる。

この声明の和訳は次のとおりである。
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緊急:『カリフの兵士たちの部隊がジャカルタで
十字軍連合の市民のたまり場を標的に』
ヒジュラ暦1437年 第2ラビア月 3日
『ジャカルタで、インドネシアのカリフの兵士たちの部隊が、(イスラム国と戦っている)十字軍連合の市民たちのたまり場を標的として、治安を揺るがす画期的な作戦を敢行した。多数の時限爆弾を仕掛けて同時に爆破させたほか、カリフの兵士4人-アラーよ彼らを受入れたまえ-が軽火器や爆弾ベルトで攻撃を行った。この作戦の結果、十字軍の不信心者や、その警護に当たっていた背教者の内およそ15人を殺害したほか、多数を負傷させた。十字軍連合の市民たち及びその警護に当たっている者たちにとっては今日より、イスラム教徒の国々の中では安全などないことを思い知らせた。アラーはその命令を果たされるが、ほどんどの者はそれを知らない。』
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(※競合関係にあるアルカイダのザワヒリ指導者が、インドネシアを始めとする東南アジアでのジハードの必要性を力説する声明を出した翌日に、イスラム国がそのお株を奪う形となった。ザワヒリ師も形無しである。)