↑現地の被害状況を伝えるシリア国営通信(SANA)配信の映像

2016年6月11日、NHKはシリア国営通信を引用して、次のとおり報じた。


・・・シリアの首都ダマスカスの近郊で11日、爆発が相次ぎ、合わせて12人が死亡して50人以上がけがをし、過激派組織IS=イスラミックステートが犯行を認める声明をインターネット上に出しました。
シリアの首都ダマスカス近郊にあるイスラム教シーア派が多く暮らす町で、11日、何者かが体に巻きつけた爆発物を爆発させたのに続き、別の場所でも爆発物を積んだ車が爆発しました。
シリアの国営通信によりますと、この爆発で合わせて12人が死亡し、55人がけがをしたということで、女性や子どもも含まれているということです。(以下略)

↓一方、イスラム国からは、次の声明がでている。

20160611_IS_Dimashq_Saiidah_Zainab_Attack
 (ブログ管理人作成の和訳)
イスラム国 ダマスカス県 ヒジュラ暦1437年 ラマダン月6日
緊急「ダマスカスのサイダ・ザイナブ地区で80人超の背教者が死傷」
アラーのお恵みとお力添えにより、3人の殉教の騎士(アブ・ウダイ・シャーミ、アブ・ヤアクーブ・ジャウラーニ、アブ・ウマル・フィリスティーニ、アラーよ彼らを受け入れたまえ)が、ダマスカスのサイダ・ザイナブ地区のティーン通り及びディヤービヤの入口において、多神教徒のラーフィダ(シーア)派及びヌサイリー(アラウィ)派が集まっていたところで、爆弾を積載した自動車1台と爆弾ベルト2本を爆発させ、80人超を死傷させることができた。まさに称賛は、世界の主のアラーにこそある。

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