報道によると、ドイツの首都ベルリンで開かれていたクリスマスの屋外市場に大型トラックを突っ込ませ、12人を死亡させた事件で、2016年12月23日にチュニジア人のアニス・アムリ容疑者が、イタリア北部のミラノで警察官と銃で撃ち合い、殺害された。次のとおり、イスラム国系メディアのアマク通信も速報で報じている。
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さらにアマク通信から、「ベルリンとミラノでの攻撃を行ったイスラム国の戦士からの遺言」と題する、アニス・アムリの自撮り動画も配信された。動画の冒頭、アニス・アムリはイスラム国のバグダディ指導者に忠誠を誓っている。そして、「毎日イスラム教徒を空爆している十字軍たちへのメッセージ」として、「豚め、我々はお前たちを殺す。唯一神を信じるイスラム教徒たちの後ろには、我らでつくるウンマ(※イスラム教スンニ派の共同体)がいるのだ。彼らが空爆されたら、その血が無駄に流されることはない。我々が必ず復讐するからだ」と警告している。また、イスラム教徒に向けて「ジハードに立ち上がれ、ヨーロッパで豚の十字軍と全力で戦え」と呼びかけている。
↑アマーク通信が配信したアニス・アムリの自撮り動画