イスラム国(IS、旧ISIS、ISIL)

【イスラム国】ロシア中西部スルグトでの刃物による「テロ」 実行犯からのメッセージ動画を公開

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 AFP通信によると、ロシア中西部スルグト(Surgut)で8月19日午前、黒色の衣服に目出し帽をかぶった男が通行人らを次々と刃物で襲い、7人が負傷した。男は現場で警官に射殺されたと報じている。

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この事件について、イスラム国(IS)系メディアの「アマーク通信」は、19日付速報バナー画像を配信し、「ロシアの都市スルグトでの攻撃を行った者は、イスラム国の戦士である」と報じて「事実上の犯行声明」を出した。一方、ロシア治安当局は、「犯人は精神疾患を抱えていた」などとして、テロの可能性は低いと主張していた(NHKがこの事件について一切報じていないのは、ロシア当局の発表を重視しているためと見られる)。

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こうした中、非公式でありながらイスラム国(IS)の宣伝活動を行っている「フラート・メディア」から、実行犯とされるロシア語話者の男によるメッセージ動画『スルグト、血には血を』が配信された。なお、動画の冒頭には、「ハッターブ・ルーシ」と称するロシア語話者の少年兵による捕虜の処刑シーンがあるため、当ブログでのリンクの掲載は控える(「フラート・メディア」の動画を紹介しているSNSアカウントは、ジハーディスト・ウオッチャーの間では広く知られているので、その筋の方であれば見つけることは容易であろう)。

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アマーク通信ロシア語版の速報バナー画像

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実行犯の氏名を「マスウード・スルグーティ」としている。

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実行犯の男は動画の冒頭でバグダディIS指導者に忠誠を誓う

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「不信心者の国」から飛び立つ戦闘機が、多くのイスラム教徒を連日殺害しているとして、イスラム国への移住が叶わないイスラム教徒に向けて、銃がなくとも刃物により不信心者に対する攻撃を行うよう呼びかけている。

【イスラム国】スペイン2か所での「テロ事件」に関する公式声明

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NHKの報道によると、スペイン北東部バルセロナの中心部で17日、車が人混みに突っ込み、外国人観光客を含む13人が死亡、120人がけがをしたほか、バルセロナから南西におよそ120キロ離れた海沿いの町、カンブリスでも男5人が乗った乗用車が歩行者を次々とはねて1人が死亡、警察官を含む6人がけがをした。

この2つの事件について、イスラム国(IS)から公式の「犯行声明」の画像が配信された。「スペインでのカリフ国の戦士たちによる攻撃で120人超の十字軍市民及びユダヤ教徒が死傷」と題する声明では、事件は2つのグループに分かれたジハード戦士たちにより同時に行われたとしている。

なお、NHKによると、「一連の事件に先立つ16日夜には、バルセロナからおよそ200キロ離れた町の住宅で大きな爆発があり、警察では、犯行グループが製造していた爆発物が何らかの原因で爆発し、メンバーが犯行を急いだ可能性もあると見ている」と報じている。

多数の人物が関与している作戦の規模の割には、「実行犯」の画像やメッセージ動画などは今のところ配信されてない。爆発物を用いた大規模な作戦の準備段階で失敗し、車による突っ込みという、本来は「ローン・ウルフ」型の犯行として行われる容易な作戦に急遽切り替えた可能性がある。

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スペインでの攻撃に関するイスラム国からの声明の英語版

イスラム国系メディア「アマーク通信」バルセロナでの「テロ事件」の「犯行声明」

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NHKによると、スペインのバルセロナで日本時間の18日未明、観光客でにぎわう中心部の通りに車が突っ込み、13人が死亡、およそ100人がけがをした。警察はテロ事件と断定して、現場から逃げた男の行方を捜査中と報じている。

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一方、イスラム国系メディアの「アマク通信」は2017年8月17日付の速報バナー画像で、ISとしての「事実上の犯行声明」を伝えた。「アマーク通信のセキュリティ筋によると、バルセロナにおける攻撃の実行者たちはイスラム国の戦士たちであり、(対IS)有志連合の国々を標的にせよという呼びかけに応じて作戦を実施した」と簡潔に伝えている。

【イスラム国】トヨタ車に泥を塗り砂漠の迷彩仕様に

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題名:عرين المجاهدين
和訳:ジハード戦士たちの藪
公開:2016年6月30日
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:フラート県広報部(旧イラク領)
音声:アラビア語
尺長:19分16秒

【キャプション】
イスラム国(IS)の戦闘員たちが砂漠地帯において、イラク軍の車両や詰所に対する急襲作戦を行う。
非常に印象深いのが、イスラム国のジハード戦士たちが使用するトヨタ車に迷彩を施すため、砂漠の土を泥にして車体に塗っているシーンである。
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【IS系メディア・アマーク通信】米軍の空爆で破壊されたモスルの歴史的モスクの映像を公開

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2017年6月23日、イスラム国(IS)系メディアの「アマーク通信」は、イラクのモスルで米軍の空爆によって破壊された歴史的モスクとミナレット(光塔)の動画を公開した。

↓被害現場の上空からの映像SnapShot(50)
↓破壊されたハドバー・ミナレット(光塔)
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米軍の空爆により破壊されたハドバー・ミナレットは、12世紀に創建されたヌーリ・モスク当時の姿を残す唯一の建造物である。「ハドバー」とは、「猫背の」「腰の曲がった」という意味のアラビア語であり、長い年月を経て傾いた塔の形状に因んで名づけられた。モスル市民の間では「長老」という愛称で呼ばれ親しまれてきた。

↓米軍のミサイルの残骸。アマーク通信は空爆による破壊の証拠としている。
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↓現場でモスル市民にインタビュー中に近くの居住区で空爆があった。
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↓モスル市民「有志連合はアラーの光(ヌール)を消すためにヌーリ・モスクを破壊した」
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↓モスル市民「有志連合が『解放』したいのは土地であって人ではない」
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【IS系メディア・アマーク通信】アメリカ軍がイラクのモスルで歴史的なモスクを空爆

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イスラム国(IS)系メディアの「アマーク通信」は6月21日付の速報で、イラクのモスル中心部にある「ヌーリ・モスク」とハドバー・ミナレット(光塔)がアメリカ軍の空爆によって破壊されたと伝えた。一方、イラク軍は「ISが自ら爆破した」などと主張しており、NHK時事通信など、日本の主要メディアはイラク軍の発表にそった報道をしている。バグダディ指導者の死亡説をどれほど繰り返しても、イラク軍の発表の信頼性は確固たるもので揺らがないようだ。

イスラム国をめぐっては、「IS=絶対悪」というポリティカル・コレクトネスを前提とした報道が行われている。ISをめぐる複雑な国際情勢に関して、日本人の平均的な理解レベルを鑑みれば、テレビ局や大手紙など影響力の大きい報道機関は、こうした態度を取らざるを得ない。両論併記では「絶対悪」に配慮し過ぎという判断となる。従って、今回のアマーク通信社の報道も、ほぼ無視されているのが現状である。

ところで、アマーク通信社の信憑性については、産経新聞の佐藤貴生という記者が、「ISの通信社、宣伝機関に転換か 「誤報」しばしば、信憑性に疑問符」という記事を執筆している。記事で佐藤氏は、イスラム教徒を敵視するフィリピン治安当局や、イスラエルに対する攻撃なら条件反射で歓迎するハマスの主張には疑念をむけることなく、イスラム国(IS)の主張を一蹴している。その上で、次のように主張する。

「・・・最近のISの犯行声明は傘下にあるとされる通信社、アマクを通じて出されることが多い。かつては信頼度が高いとみられていたが、欧米のテロ専門家の間では、アマクは若者たちを扇動するためのプロパガンダ(政治宣伝)機関になったとの意見もある。虚偽の出来事を事実であるかのように報じる「フェイクニュース」を発信していると皮肉る見方さえ出ている・・・」

まず基本的な知識として、ISの「犯行声明」がアマク通信社から出されることはない。赤色と青色の公式声明の画像は、イスラム国「本部」から必ず配信される。アマク通信社から出されるのは、「攻撃を行ったのはイスラム国の戦士である」といった事実関係に関する内容の報道であり、これが本来の声明に先行することが多いため、事実上の「犯行声明」として、世界のメディアによって扱われているのが実態である。

また、産経新聞の佐藤貴生氏は「欧米のテロ専門家」の発言を引用し、アマク通信がプロパガンダ機関になり、フェイクニュースを発信しているとしているが、いわゆる「プロパガンダ」を行う広報部門ならISに別途存在するので、アマク通信がこれを行う必要はない。ISの広報に対する初歩的理解を欠いていると言わざるを得ない。日本より議論のレベルが高い「欧米のテロ専門家」で、こうした大雑把な主張はめずらしいが、一体誰なのだろうか。

また、アマク通信の配信記事を日々フォローしていればわかることだが、アマク通信は誤りを訂正する柔軟性を備えているなど、内容の正確さの追求及びその信憑性の高さは、腐敗した中東諸国の国営通信などとは比較にならない。

※アマク通信による誤りの訂正の例
アブハシャブという町の場所を訂正したケース
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Amaq

アマク通信が配信の対象としているのは、情報統制された独裁国家の住民ではなく、全世界のスンニ派イスラム教徒であり、常に厳しい検証の目に晒されている。そのため、真実をすべて伝えることはなくとも、虚偽の情報を流すことは全く利益にならないのである。

こうしたアマク通信の特異性については、佐藤氏自身が記事の中で「かつては信頼度が高いとみられていた」と書いているとおりであり、実際のところ今も変わりはないのである。

↓産経新聞カイロ支局・佐藤貴生氏によるISの関与を否定する主張
産経新聞

【イスラム国】公式スポークスマンのムハジル師声明。フィリピンのマラウィ制圧とイラン国会・ホメイニ廟の襲撃を祝福

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2017年6月13日未明(日本時間)イスラム国の公式スポークスマンであるアブルハサン・ムハジル師による音声の声明が公表された。

最近のイスラム国の動向に関連する発言としては、「東アジア州のカリフ国の民」がフィリピン南部のマラウィを制圧したことを祝福しているほか、イランの国会議事堂とホメイニ廟の襲撃事件についても、「ペルシャにいるスンニ派教徒のカリフ国の戦士たち」を祝福するとともに、先般の事件はイスラム教徒にとって喜びであったとしている。また、「ゾロアスター教徒ども(イラン人)の家はクモの巣よりも弱い」として、更なる攻撃を行うよう呼び掛けている。

【イスラム国】チェチェン人ジハード戦士が親ロシアのチェチェン人部隊のシリア派遣について言及

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題名:أبو سيف الله الشيشاني - Абу Сайфуллах Шишани
和訳:殉教者のキャラバン「アブ・サイフッラー・シシャーニ」
公開:2017年6月11日 
組織:イスラム国(IS、旧ISIS又はISIL)
出所:フラート・メディア(※イスラム国公式の広報部門でない)
音声:ロシア語(アラビア語字幕付き)
尺長:7分5秒

イスラム国のチェチェン人ジハード戦士「アブ・サイフッラー・シシャーニ」が、殉教攻撃を行う前に遺したメッセージ動画。カフカースの同胞に向けてジハードに立ち上がり、殉教攻撃を行うよう呼びかけている。動画の後半では、爆発物を搭載した車両による殉教攻撃の様子をドローンで撮影した映像となる。

興味深いのは、チェチェン人のジハード戦士が、動画の前半で次のとおり述べていることだ。

「・・・チェチェンの背教者どもの集団がシリアに送り込まれたとの知らせが、我らの下に届いている。アラーに称賛あれ。我らはジハードのために国を出たが、お前たちを殺すために帰らねばならないと思っていた。ところが、アラーはお前たちを我らに差し向けてくださったのだ。これこそアラーの我らへのご慈悲である。我らの手によりお前たちの血が流されるだろう・・・」

親ロシアのチェチェン人部隊が、ウクライナ東部に派遣されて暗躍していたのは公然の秘密であるが、シリアに派遣されているということは、あまり知られていないのではないか。イスラム国にはチェチェン人のジハード戦士が数千人いると見られ、その掃討には同じチェチェン人の傭兵がうってつけという、ロシア当局の判断なのだろうか。

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【イラン国会攻撃】テヘランの国会議事堂に突撃したIS戦士が内部で撮影した動画 ※IS公式声明等を追記

2017年6月7日、イランの首都テヘランやその周辺で、武装したグループが国会議事堂とホメイニ廟を襲撃した。イランの国営テレビは少なくとも12人が死亡したと伝えている。

イスラム国(IS)系メディアのアマク通信は、3本の速報バナー画像で、
「イスラム国の戦士たちがテヘランでホメイニ廟及びイラン国会議事堂を攻撃した」
「テヘランのホメイニ廟の中で、爆弾ベルトにより2回の殉教攻撃」
「テヘランのイラン国会議事堂の中での攻撃はまだ続いている」
と伝えた。
また、アマーク通信は、実行犯の一人が国会議事堂内で撮影したとする動画を公開した。
テヘラン国会議事堂を襲撃

動画のオリジナル版の尺は24秒であり、ケガ人が倒れている場面があり、実行犯と思しき人物の声で「我々がいなくなるとでも思ったか! 我々は存続しつづける!」とアラビア語で叫んでいる。

さらに6月8日には、アマーク通信から実行犯5人からのメッセージ動画が公開された。

オリジナル動画の尺は4分24秒でアラビア語の字幕付き。中央の黒いマスクの人物がペルシャ語で話し、イスラム教徒に対してイスラム国に参加してジハードを行うよう呼びかけるほか、イランの次はサウジアラビアを攻撃すると予告している。

↓以下、アマーク通信が配信した速報バナー画像
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※追記
その後、イスラム国から公式の「犯行声明」が出された。「テヘランで多神教徒の国会議事堂と破滅すべきホメイニの廟に5人が突撃」と題し、場所は「イラン」という表記ではなく、アラビア語で「ペルシャ」とされている。
ISの声明によると、「カリフ国(イスラム国)の戦士5人が、銃や手榴弾で武装し爆弾ベルトを着用して、多神教徒の国会議事堂と悪魔であるホメイニの墓に突撃した」「彼らは殉教する前に、背教者およそ60人を死傷させた」などとしているほか、今後もイランでの攻撃を行うことを示唆している。
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↓アラビア語機関紙「アルナバ」が報じたテヘラン襲撃作戦の詳細
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↓イラン国会・ホメイニ廟の襲撃のインフォグラフィック(アマク通信)
هجوم طهران

【ロンドン殺傷】イスラム国系メディア「アマーク通信」による「犯行声明」


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2017年6月5日20時現在、本件に関してイスラム国(IS)からの公式の声明は発出されていない。公式の声明が遅れるケースは、当該作戦の協力者が今も潜伏又は逃亡中で、事件に関する情報の公開を控えているためとも考えられる。

以下、NHKの関連報道を引用。
「ロンドンのテロ事件 IS系メディア「戦士が実行」(2017年6月5日 7時07分)
イギリス、ロンドン中心部の橋の上で男たちが車で歩行者を次々にはねたあと、近くの市場にいた人々をナイフで襲い、7人が死亡した事件で、ISとつながりのあるメディアの「アマーク通信」は4日、インターネット上で「ISの戦士たちのグループがロンドンでの攻撃を実行した」と伝え、ISによる事件への関与を主張しました(以下略)」(引用終わり)


↓事件を受けてIS支持者が制作した「復讐」と題するポスター
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【マニラ発砲放火】イスラム国の「犯行声明」


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2017年6月2日午前1時ごろ(日本時間)、フィリピンの首都マニラにあるホテルやカジノなどが入った複合施設で、男が銃を発砲した後に放火した事件で、36人が死亡した。

翌2日、イスラム国からこの事件に関する声明が出された。「速報 マニラでの捨て身の攻撃により敵であるキリスト教徒およそ100人が死傷」と題し、「同志であるアブ・カイル・アルカビリが、フィリピンのマニラにある「リゾーツ・ワールド」というリゾート施設で、敵であるキリスト教徒たちの集まりに銃を持って突撃した。そして殺害と懲罰を行った後、殉教した。攻撃の成果は、キリスト教徒およそ100人を死傷させた」などとしている。

この声明が出される直前、イスラム国系メディアの「アマーク通信」も速報で、「アマク通信セキュリティ筋によると、イスラム国の戦士たちが、昨日のフィリピンのマニラにおける攻撃を実施した」と短く報じた。複数形で「戦士たち」とされており、単独犯ではなく、共犯ないし協力者がいるものと見られる。

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【カブール爆弾攻撃】なぜイスラム国の「犯行声明」がでないのか?


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NHKによると、2017年5月31日、アフガニスタンの首都カブールで、各国の大使館が集まる地区で大量の爆発物を積んだバキュームカーが爆発して、90人が死亡、日本人2人をふくむ400人以上がけがをした。これまでのところ犯行声明は出ていないが、現地の警察は「爆弾テロ」として捜査している。

なお、アフガニスタン・イスラム首長国(通称「タリバン」)のスポークスマンは公式ホームページで、この事件への関与を否定する声明を発している。一方、時事通信の報道によると、アフガニスタンの情報当局は「ハッカニ・ネットワーク」の関与の可能性を指摘している。

「ハッカニ・ネットワーク」説は、いかにも消去法であり、説得力があまり感じられない。当ブログ管理人は手口や爆発の規模から見て、イスラム国が行った可能性が高いと見ている。それならば何故「犯行声明」がでないのか?

おそらく今回の殉教作戦は、現地の組織が主導する形で計画及び実行がなされたものの、標的としていた大使館の外国人らを殺害できず、犠牲者は現場に居合わせたアフガニスタンの一般市民ばかりという惨憺たる結果を受けて、イスラム国本部から公式に承認されなかったのだろうと考えている。

イスラム国のアフガニスタン支部「ホラサン州」においては、2015年にも東部のジャララバードの銀行前で殉教攻撃が行われ、イスラム国を名乗る組織から一時「犯行声明」が出されたものの、犠牲者が一般のアフガニスタン市民ばかりであったことから、後にイスラム国が関与を否定する声明を出した事例がある。このケースについては、当ブログの過去記事を参照ありたい。

【英コンサート爆発】容疑者の父親はアルカイダと関連のある「リビア・イスラム戦闘集団」のメンバーだった ※追記あり

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イギリス中部マンチェスターのコンサート会場爆発事件について、イギリス警察は容疑者の身元を公開した。NHKによると、22歳のサルマン・アベディ容疑者は、マンチェスター南部に住み、北アフリカのリビアから移住してきた両親のもと、イギリスで生まれた移民2世だったとしている。英国生まれ英国育ちのサルマン氏が、どのようにしてジハード思想に傾倒していったのであろうか。この疑問を解く鍵は、父親にあるかもしれない。


リビア発のニュースサイト「マルサド」の記事によると、容疑者の父親はイスラム武装勢力「リビア・イスラム戦闘集団(Libyan Islamic Fighting Group)」のメンバーだったと報じられている。リビア・イスラム戦闘集団は、旧カダフィ政権の打倒を目指して設立された武装勢力で、アルカイダとの関係を指摘されてきた。アメリカ政府からは「テロ組織」として認定されている。


サルマン容疑者の父親ラマダン・ベルカセム・アベディ(別称アブ・イスマイル)は、1965年12月24日生まれで、マンチェスターのモスクで宣教活動を行っていた。そして、同じモスクに息子のサルマン容疑者も通っていた。


父親は旧カダフィ政権から離反する1991年までは、リビアの首都トリポリに在住し、治安機関の元上級曹長を務めていた。そして1991年にリビアを出国しサウジアラビアへ渡航する。折しもソ連がアフガニスタンから撤退し、イスラム教徒としての新たな聖戦に対する意識が、リビア人ジハード戦士たちの間で高揚していた時期であった。


容疑者の父は1992年にサウジアラビアからロンドンへ移動するが、しばらくしてマンチェスターに移る。そして1994年には反カダフィ政権組織の「リビア・イスラム戦闘集団(※アルカイダとの関係があるとされる)」のメンバーであることが発覚し、リビアの対外治安機関に追われるようになっていた。このころ、息子のサルマン容疑者が誕生している。マンチェスターに居住していた頃は、リビア・イスラム戦闘集団の有力メンバーたちが隣人であった。

2008年、リビア対外治安機関とリビア・イスラム戦闘集団が和解(過激思想や武装闘争路線の放棄)、多くの活動家が釈放されるなか、容疑者の父親も帰国を許可され、トリポリに帰還した。2014年以降、リビアの移民コミュニティの間では、容疑者の父親のSNSページの投稿などから、ベンガジのリビア国軍(ハフタル元将官派)を敵視する一方、「ベンガジ・シューラー評議会」や「リビアの夜明け部隊」といったイスラム主義勢力を支持する姿勢で知られていたとしている。

以上が「マルサド」の報道の内容である。

 

今回の事件に関する声明を発したイスラム国は、リビア・イスラム戦闘集団とのつながりはないが、こうした父親のもとで、サルマン氏がジハード思想にふれる機会に事欠かなかったのは想像に難くない。なお、イギリスのメディアによると、サルマン氏は事件前に父親がいると見られるリビアに一時滞在していたと伝えている。

※↓2017年5月25日追記

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↑サルマン・アベディの弟のハーシム(リビア内務省特殊部隊が公開した写真)


AFP通信によると、サルマン・アベディ容疑者の父親ラマダンと、弟のハーシムがリビアで治安当局によって逮捕された。また、リビア内務省特殊部隊のフェイスブック公式ページによると、ハーシムが首都トリポリでテロを計画している疑いがあると見て、1か月半の間内偵していたとしている。ハーシムは、兄のサルマン容疑者から送金された4500リビア・ディナールを受け取ろうとしていたところを拘束された。その後の取調べの結果、ハーシムは兄のサルマンとともにISのメンバーであり、マンチェスターでの事件の準備のためにハーシムがイギリスに滞在していたことや、事件の詳細についても把握していたことが明らかになった。ハーシムは今年の4月16日にイギリスを出国していたが、兄のサルマン容疑者とは常に連絡を取り合っていたとしている。


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【英コンサート爆破】イスラム国による公式の「犯行声明」

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2017年5月23日20時40分(日本時間)ごろ、イギリス中部のマンチェスターのコンサート会場付近での爆発事件について、イスラム国(IS)から公式の声明が発表された。上はSNSでIS支持者によって拡散されている声明の画像である。

 タイトルは「速報 イギリスのマンチェスターで爆弾を爆発させ十字軍市民100人が死傷」となっており、本文では、「イスラム国の戦士の一人が、イギリスのマンチェスターで十字軍市民の集まりの中に爆弾を設置し、コンサート会場の建物(アリーナ)の中で爆発させた。その結果、およそ30人の十字軍市民が死亡、70人が怪我をした」などとしている。

系列メディア「アマーク通信」による第一報ではなく、イスラム国の公式声明が先行したことで、事件への組織的な関与をうかがわせる展開といえるだろう(その後、21時過ぎにアマーク通信が追って報じた)。なお、イギリス当局は、事件は「自爆」によるものとしているが、声明ではそのように記されていない。

※追記
アマク通信の速報
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声明の英語版
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【英コンサート爆発】イスラム国の「犯行声明」とする動画?


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NHKによると、イギリス中部のマンチェスターで22日夜(日本時間23日朝)、コンサート会場付近で爆発があり、これまでに19人が死亡、およそ50人がけがをした。警察はテロ事件として捜査しているという。
ところで、※Twitterでイスラム国(IS)の「犯行声明」だとする動画がでまわっている。真贋については、賢明な当ブログの読者の皆さんのご判断に委ねることにしよう。

※現在は公開主のアカウントで動画を見ることはできない。どうやらツイッター当局によって、アカウントを凍結されてしまったようだ。ジハード運動の研究者や専門家でさえ凍結の憂き目にあうほど、ツイッター当局は厳しい態度で臨んでいるのが実情であり、こうした行為が許されないのは当然の帰結である。


【イスラム国】殉教作戦のための新兵器 爆薬を積んだ車両にロケット砲を搭載


 イラク第二の都市モスルでは、イスラム国(IS)のジハード戦士たちとイラク政府軍の間で激しい戦闘が続いており、IS側は、爆薬を満載した車両に乗り込んで敵陣へ突撃する殉教作戦を敢行している。そうした中、ロケット砲を搭載した新たな殉教攻撃用の車両が開発され、実戦に投入された。運転席からの操作で、目標までの道中で障害となる敵の車両やバリケードなどをロケット弾で攻撃することができる。動画はIS系メディア「アマーク通信」のニュース・レポートに日本語字幕を付したものである。

【イスラム国】アマーク通信が米軍の「大規模爆風爆弾」による死傷者の発生を否定 ※追記あり

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アマーク通信 2017年4月14日付速報バナー
「昨日(13日)のナンガハルでのGBUー43/B型ミサイルによるアメリカの空爆について、関係筋はアマーク通信に対し、死傷者の発生を否定した」

※参考:AFP通信によると、 アメリカ軍は13日、アフガニスタン東部のナンガルハル州でイスラム国の地下トンネル施設を標的として、「GBU-43/B・大規模爆風爆弾」による空爆を実施したと発表した。この爆弾は、核兵器以外の通常兵器では最大の破壊力があり、「すべての爆弾の母」と呼ばれているという。
また、アフガニスタン国防省は14日、この爆撃で地下深くにあるイスラム国のトンネル施設が破壊されたとして、「IS戦闘員36人が死亡した」などと発表しているが、詳細は明らかでない。
ウルドゥー語版
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パシュトゥー語版
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※追記2017年4月15日
AFP通信の続報によると、その後アフガニスタン当局は、「死亡したIS戦闘員の数は、14日の発表から3倍近く増えて少なくとも90人に達している」などと発表しているが、破壊された「トンネル施設」の現場の状況や、殺害したとされるIS戦闘員の遺体の写真等はない。

米軍は、爆撃の際の映像は公開したものの、戦果の検証については現地のアフガニスタン当局にまかせておく、という姿勢なのだろうか。失敗国家のアフガニスタン政府当局にまともな仕事を期待するのは酷というものだろう。

他方、米軍自慢の兵器による初の実戦での戦果が写真一枚ないようでは、「核兵器以外では最強」などという宣伝の信憑性にも疑問がつき、北朝鮮にさえなめられるだろう。米軍自身の発表が待たれる。

なお、IS側は15日、アマーク通信の英語版を配信し、改めて死傷者の発生を否定している。
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【イスラム国】ジハード戦士が「インギマーシ(突撃)作戦」を自ら実況

 
イスラムのために戦うジハード戦士は、爆薬を満載した車両などで敵軍に突っ込むなど、自らの命を犠牲にして戦果を挙げる「イスティシュハーディ(殉教)作戦」を行うことで知られている。ところで、決死の覚悟に変わりはないものの、自らの命を犠牲にすることを必ずしも前提としない「インギマーシ(突撃)作戦」と呼ばれる作戦が行われることがある。

上の映像は、たった2人の若きジハード戦士が、敵の拠点に突撃して重機を爆破するという極めて危険な「インギマーシ作戦」を見事に成し遂げて無事に帰還するまでの状況を、頭部にカメラを装着して自ら撮影した実況レポートとなっている。「インギマーシ作戦」がどのようなものか、具体的に知ることができる貴重な資料である。

この映像は2017年4月9日にイスラム国ニナワ県広報部から新たに配信された宣伝動画「Maukib Al-nur(光の行列)2」の一部として公開された。この宣伝動画では、モスルにおけるイスラム国とイラク軍の戦闘で、イスラム国のジハード戦士たちが行った殉教攻撃の空撮が多数公開されている。

20170409_IS_Ninawa_Maukib_Al-Nur_Banner

20170409_IS_Ninawa_Maukib_Al-Nur_Poster

【イスラム国】公式スポークスマンのアブハサン・ムハジル師による声明 ※おわび


20170404_IS_Furqan_AbuHasan_Muhajiru_Fasbiru_Banner
 
イスラム国の公式スポークスマンであるジハード戦士、アブハサン・ムハジル師の2回目となる声明が公表された。

※おわび
この声明について、NHKの報道が誤っているという記事を書いてしまいましたが、当ブログ管理人が古い声明の方のファイルと間違えておりました。愚か者は当ブログ管理人でありました。内容が全く違っていて当然でした。猛省するとともに、読者の方々及びNHK関係者の皆様に謹んでおわび申し上げます。

【イスラム国】英国議会付近の攻撃作戦についてイスラム国系メディア「アマーク通信」が速報

アマーク通信バナー画像(英語版)

 以下、2017年3月23日付アマーク通信速報バナー(アラビア語版)の和訳
アマーク通信バナー画像
「アマーク通信のセキュリティ筋の情報:昨日(2017年3月22日)、ロンドンの英国議会前での攻撃を行った者は、イスラム国の戦士であり、有志連合の国々の市民を標的にせよとの呼びかけに応じて作戦を行った」
※英語版と比べると、「セキュリティ筋」という表現が異なっている。
 

【イスラム国】モスルに侵攻したイラク軍の軍用車両をドローンの空爆で粉砕

SnapShot(27)
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イラク北部モスルではイスラム国(IS)とイラク政府軍の間で激しい戦闘が続いているが、イスラム国系メディアのアマク通信は、ドローン(無人飛行機)による空爆でイラク軍の軍用車両「ハンビー」を木っ端微塵に爆破する動画を公開した。メディアが目下のモスル情勢を取り扱う際、イスラム国の新たな戦術として触れる価値はあるだろう(アマク通信の冒頭タイトルもカッコよくなっている)。


イスラム国がドローンを使ってイラク軍を攻撃する宣伝動画はこちら
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【イスラム国】イスタンブールのナイトクラブでの銃乱射事件に関する「犯行声明」和訳全文

2017年1月1日未明、トルコ最大の都市イスタンブールで何者かがナイトクラブを襲撃して銃を乱射し、39人が死亡したと報じられている事件で、2日、作戦はイスラム国(IS)の戦士によるものとする公式声明が発出された(ISの公式ラジオ放送「アルバヤン」や、IS系メディアの「アマク通信」でも、声明と同じ内容が報じられた)。

↓アラビア語の「犯行声明」の画像(クリックして拡大表示)
20170102_IS_Turkey_Night_Club_Attack
(和訳)
速報:イスタンブールのナイトクラブでキリスト教徒向けの邪教の祝祭に参加していた150人が死傷
  トルコ ヒジュラ暦1438年ラビウ・アヒル月3日(※西暦2016年1月2日)
 十字軍の守護者であるトルコに対してイスラム国による祝福されるべき作戦が続く中、カリフ国の英雄戦士たちの一人が、キリスト教徒どもによる邪教の祝祭が行われていた最も有名なナイトクラブの一つを襲撃した。キリスト教徒たちを手りゅう弾や機関銃で攻撃し、キリスト教徒どもの喜びを苦悩に変え、150人を死傷させた。これは至高のアラーの教えに則る復讐であり、十字軍の召使いであるトルコを標的にせよという信徒たちの長(※ISのバグダディ指導者)からの呼びかけに応えたものである。攻撃の成功について、称賛されるべきはアラーである。トルコの軍用機や大砲によってイスラム教徒の血が流されるならば、至高のアラーのご意思により、トルコ国内において炎が燃え上がるということを、背教者のトルコ政府は思い知れ。アラーはそのご命令を必ず果たされるが、大半の者はそれを知らない。称賛は世界の主であるアラーにこそある。


↓「アマーク通信」によるイスタンブール銃乱射事件に関する報道
20170102_IS_Amaq_Turkey_Night_Club
↓(アマク通信が配信した関連報道の和訳全文)
イスラム国の戦闘員がイスタンブールでの攻撃を実行
アマク通信のセキュリティ筋によると、一昨日の土曜夜(※原文ママ)に新年を祝う催しが開かれていたイスタンブールのナイトクラブでの攻撃は、イスラム国の戦闘員によって行われた。この筋によると、手りゅう弾や機関銃を用いてナイトクラブが襲撃された結果、(対IS)有志連合の国々の西洋人を含むおよそ150人のキリスト教徒が殺害または負傷した。けがをした者の中には、銃撃を受けてボスポラス海峡の水の中に身を投げた者もいたとしている。
なお、イスラム国はその戦闘員や支持者たちに向けて、イスラム国との戦いに参加しているトルコに対する攻撃を呼びかけていた(2017年1月2日付)


↓イスラム国が発出したトルコ語版の声明画像
20170102_IS_Turkey_Night_Club
 
↓アマーク通信報道と声明の英語版
20170102_IS_Amaq_Turkey_Night_Club_English
20170102_IS_Turkey_Night_Club_English
 

【イスラム国】ベルリンでの大型トラック突っ込み事件の実行者の遺言映像(アマーク通信の配信動画)



報道によると、ドイツの首都ベルリンで開かれていたクリスマスの屋外市場に大型トラックを突っ込ませ、12人を死亡させた事件で、2016年12月23日にチュニジア人のアニス・アムリ容疑者が、イタリア北部のミラノで警察官と銃で撃ち合い、殺害された。次のとおり、イスラム国系メディアのアマク通信も速報で報じている。
20161223_IS_Amaq_Berlin_Milan_Attack

無題 (2)


さらにアマク通信から、「ベルリンとミラノでの攻撃を行ったイスラム国の戦士からの遺言」と題する、アニス・アムリの自撮り動画も配信された。動画の冒頭、アニス・アムリはイスラム国のバグダディ指導者に忠誠を誓っている。そして、「毎日イスラム教徒を空爆している十字軍たちへのメッセージ」として、「豚め、我々はお前たちを殺す。唯一神を信じるイスラム教徒たちの後ろには、我らでつくるウンマ(※イスラム教スンニ派の共同体)がいるのだ。彼らが空爆されたら、その血が無駄に流されることはない。我々が必ず復讐するからだ」と警告している。また、イスラム教徒に向けて「ジハードに立ち上がれ、ヨーロッパで豚の十字軍と全力で戦え」と呼びかけている。
↑アマーク通信が配信したアニス・アムリの自撮り動画

【イスラム国】モスルのIS戦闘員がベルリンの市場でのトラック突っ込み事件に祝意(アマク通信配信動画)

【キャプション】
2016年12月21日、イスラム国系メディア「アマーク通信」は、 イラク北部のニナワ県(モスル)でイラク政府軍やシーア派の民兵組織と戦っているジハード戦士たちが、ドイツの首都ベルリンのクリスマス市場で起きたトラック突っ込み事件や、ヨルダン中部の観光都市カラクでの銃撃事件などについて、実行者たちに向けて祝意のメッセージを送る動画を配信した。

3番目にドイツ語話者の戦闘員が登場する。
画像をクリックして動画を視聴またはダウンロード 
ドイツ語話者のイスラム国ジハード戦士
【サウンドバイト】
「不信心者の国に居る一神教の信徒(※スンニ派のイスラム教徒)たちに告ぐ。立ち上がれ、イスラム国に移住して、アラーのために戦え。移住できないなら、カリフ(※バグダディ指導者)のお言葉に従え。敵の夜を昼に転じ、地獄を見せてやれ。表に出て、アラーのためにできることをするのだ。敵を叩け、殺せ、ナイフで刺せ、我らの仲間がチェチェンやドイツ、ヨルダンで行ったように、不信心者と戦うのだ。アラーよ、我らの仲間たちを受け入れたまえ」

【イスラム国】ベルリンでのトラック突っ込み事件に関するアマク通信速報「イスラム国の戦士が実行」

20161220_IS_Amaq_Berlin_English
20161220_IS_Amaq_Berlin_Germany
20161220_IS_Amaq_Berlin_Arabic

2016年12月19日、ドイツの首都ベルリンで市場に大型トラックが突っ込み、12人が死亡した事件で、イスラム国系メディアの「アマーク通信」は2016年12月20日付の速報で、「セキュリティ筋の情報」として、「ドイツのベルリンでのひき殺し作戦の実行者は、イスラム国の戦士であり、有志連合の国の市民を標的にせよという呼びかけに応じて作戦を実行したものである」と報じた。アマーク通信が上の速報画像を配信した時刻は、日本時間の21日午前4時過ぎであった。

なお、12月11日に起きたエジプトの首都カイロのキリスト教(コプト正教)の教会での爆破事件や、12月18日に起きたヨルダン中部の観光都市カラクでの銃撃事件についても、イスラム国の戦士が行ったものとする公式の声明がでており、最近イスラム国による対外作戦が相次いでいる。

↓ヨルダン中部のカラクにおける銃撃事件に関するイスラム国声明
20161220_IS_Jordan_Karak_Attack_Statement_Arabic
20161220_IS_Jordan_Karak_Attack_Statement_English


↓エジプトのキリスト教会爆破事件に関するイスラム国声明
20161213_IS_Egypt_Cathedral_Attack_Statement

↓ISが配信したキリスト教の教会を爆破した殉教者「アブアブドラ・ミスリ」の画像
20161215_IS_Sinai_Abu_Abudullah_Al-Misri_Egypt_Cathedral_Attack

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