アラビア半島のアルカイダ(AQAP)

【アラビア半島のアルカイダ】フロリダ州のナイトクラブでの銃乱射事件を分析、イスラム国に忠誠を誓う実行者を称賛して同様の単独型ジハードを呼びかけ

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アラビア半島のアルカイダ(AQAP)の広報部門「マラーヒム・メディア」は2016年6月23日、「インスパイア・ガイド-オーランド作戦」と題する記事を公開した。記事は英語とアラビア語で配信され、フロリダ州のナイトクラブでの銃乱射事件について分析し、在米のイスラム教徒に向けて、同様の作戦を行うよう呼びかける内容である。記事の日付は6月17日となっており、6月13日の事件発生から間もなく執筆されたということになる。

ところで、当該作戦の実行者であるオマル・マティーン氏は、AQAPのようなアルカイダ系組織ではなく、それとは敵対関係にあるイスラム国に忠誠を誓っていたことが明らかになっている。この点について記事では、「所属する組織にかかわらず、イスラム教徒による対アメリカ攻撃を支持する」、「単独型ジハードは、アルカイダや他の組織によって独占されるものではない」として、すべてのジハード主義組織に対して、単独型ジハードの採用を呼びかけている。


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【アラビア半島のアルカイダ】公式広報誌『インスパイア』第15号 英語版とアラビア語版を同時配信

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2016年5月14日、アラビア半島のアルカイダ(AQAP)の公式広報部門「マラーヒム・メディア」より、広報誌『インスパイア(INSPIRE)』第15号の英語版及びアラビア語版が同時配信された。『インスパイア』は、2015年の9月に14号が配信されて以来、8か月ぶりの新刊となる。「プロの暗殺」と題して、ローン・ウルフ型と呼ばれる単独でのジハードのノウハウ紹介や、AQAP幹部であるフバイブ・スーダーニ師のインタビューが掲載されている。

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【アラビア半島のアルカイダ】アルジェリアのガス生産施設を攻撃したベルモフタール師について「ムラービトゥーン」の指導者として健在だと明言

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番号:266
題名:مباركة البنيان المرصوص
和訳:「堅牢な建物」への祝意
公開:2015年12月12日
組織:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
出所:マラーヒム・メディア(AQAP傘下)
音声:アラビア語
重要:★★★☆☆

【動画の内容及び解説】
アラビア半島のアルカイダ(AQAP)の幹部であるイブラヒム・クーシ師による静止画と音声のみによる声明。

イブラヒム・クーシ師は、アルカイダ本部の前指導者である故オサマ・ビンラディン師の側近で、スーダン出身のジハード戦士である。9・11事件後、トラボラの戦いを生き延びたものの、アメリカ当局によって拘束された。そして、キューバのグアンタナモ収容所に10年以上もの間収監され、2012年の7月に釈放された。クーシ師が晴れてスーダンに帰国した際の映像がYoutube上に今も残されている。


その後、イブラヒム・クーシ師は、先日公開されたAQAPのドキュメンタリ宣伝動画に堂々と登場し、AQAPの幹部として迎えられたことが判明した。そして今回、公式スポークスマンとして音声による声明の発出を担当した。グアンタナモ収容所で10年もの間拘束した末、扱いかねて釈放してみたら、アルカイダの幹部に復帰してしまったという屈辱的な顛末を、アメリカ当局はどう考えているのだろうか。

去る12月4日、「イスラム・マグリブ諸国のアルカイダ」(AQIM)からアブドルワドゥード指導者の音声で、西アフリカ・マリの首都バマコでのラディソンブル・ホテル襲撃作戦に関して、「堅牢な建物」と題する声明が出されていた。そして今回のイブラヒム・クーシ師からの声明は、AQAPとしてAQIMによる作戦の成功に祝意を表明している。

クーシ師の発言の中で注目すべき点は、正式にAQIMの傘下に入ったジハード主義組織「ムラービトゥーン(※「ムラビトゥン」等の表記もあり)」について、モフタール・ベルモフタール(ハーリド・アブルアッバス)師が指導者として健在であると明言していることである。アルカイダの系列組織であるAQAPからの公式声明としてこの点が確認されたことは重要である。ベルモフタール師は一旦AQIMから離脱し、独自のジハード主義組織「覆面旅団」や「血盟団」を指揮していたが、アルジェリアのイナメナスでガス生産施設に対する攻撃作戦(※10人の日本人を人質として拘束した上に殺害)を行った後、「ムラービトゥーン」の指導者としてAQIMに復帰した形となる。

クーシ師は、「ムラービトゥーン」のAQIMへの合流を称賛するとともに、アルカイダ本部の指導者アイマン・ザワヒリ師の下での結束を強調し、タリバンの指導者アクタル・マンスール師に対して改めて忠誠を誓っている。また、世の東西を問わず不信心者が結託してイスラム世界との戦争に乗り出しているとの認識の下で、各地のジハード戦士たちにも小異を超えた大同団結を呼びかけている。

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【アラビア半島のアルカイダ】ジハードの現代史をイスラム教の導師「ウラマー」が果たした役割とともに振り返る

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番号:263
題名:حراس الشريعة
和訳:シャリーアの守護者たち
公開:2015年12月9日
組織:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
出所:マラーヒム・メディア(AQAP傘下)
音声:アラビア語
重要:★★☆☆☆

【動画の内容及び解説】
アフガニスタンに侵攻した旧ソビエト連邦に対するジハードから、ボスニア、チェチェン、ソマリア、9・11、イラク、そしてAQAPが拠点とするイエメンといった国々でのジハードの現代史を、イスラム教の導師である「ウラマー」たちが果たしてきた役割とともに振り返るドキュメンタリー宣伝動画。

アルカイダの歴代の指導者や幹部たちの貴重な映像や証言が満載である。日本政府が昨日設置したばかりの「国際テロ情報収集ユニット」の新米分析官に、これで勉強しろといわんばかりのタイミングで公開されたのは幸いであろう。しっかりと有効活用してほしい。


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【アラビア半島のアルカイダ】イスラム国の公式スポークスマン・アドナーニ師の声明に反論

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番号:232
題名:بيان بشأن ما ورد في خطاب "قل للذين كفروا" للمتحدث الرسمي باسم جماعة البغدادي 
和訳:バグダディ一味の公式スポークスマンの声明「不信心者に告げよ」の内容に関する声明
公開:2015年11月2日
組織:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
出所:マラーヒム・メディア(AQAP公式)、アンダルス・メディア(AQIM公式)共同
音声:アラビア語(英語字幕)※支持者作成のテキスト起こしあり


【動画の内容及び解説】
 2015年10月13日に公表された、イスラム国の公式スポークスマンであるアブムハンマド・アドナニの声明に対する、アラビア半島のアルカイダ(AQAP)公式スポークスマンのハーリド・バートルフィによる反論。

ハーリド・バートルフィによる今回の声明の主な内容は、次の2点に集約されよう。

①バグダディのカリフ地位を認めぬ他のジハード主義組織に対し、イスラム国が一律に「不信心者」扱いし、その存在を否定することで、世界各地のジハード戦士たちの団結を疎外していると非難

②バグダディ指導者のカリフ地位を否定するアルカイダ本部のアイマン・ザワヒリ指導者の一連の声明「イスラムの春」に対して、真面に向き合おうとせず、ザワヒリ指導者を侮辱するような手法で応じたことを非難。

 されども今回のバートルフィの反論は、パンチ不足であることは否めない。アフガニスタンのタリバンの前指導者オマル師が、とっくに死亡していたにもかかわらず、ザワヒリ指導者はそれを知らされぬまま、長きに亘り死人に忠誠を誓っていたことへの総括がないのである。この点に踏み込まない限り、ジハード戦士たちが次々とイスラム国への支持に向かっていく流れは止められないだろう。

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「アラビア半島のアルカイダ」の公式広報誌『インスパイア』の最新第14号「暗殺作戦」発刊

「インスパイア」の発行は、2014年12月の第13号以来である。

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ジハード主義の信奉者たちに向けて、バーナンキ前FRB議長やマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏といったアメリカ経済界の重要人物を暗殺の標的として挙げている。

アラビア半島のアルカイダ アラブ首長国連邦による英国人の人質「救出」報道を否定 「そもそも英国人の人質などいない」

イエメンを拠点とするジハード主義組織『アラビア半島のアルカイダ(AQAP)』は、2015年8月25日付の声明をSNS公式アカウントを通じて公表した。この声明(※アラビア語、下記画像ファイル参照)によると、アラブ首長国連邦の特殊部隊が、AQAPによって拘束されていたイギリス人の人質を救出したとの報道があったが、そうした事実はなく、そもそもAQAPにはイギリス人の人質などいないとしている。

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アラビア半島のアルカイダ 幹部のスポークスマン・アーネシ師の死亡を公表 アメリカ軍の無人機が空爆

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番号:197
題名:نصر و شهادة
和訳:勝利と殉教
公開:2015年5月7日
組織:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
出所:マラーヒム・メディア(AQAP)
音声:アラビア語

【動画の内容及び解説】

アラビア半島のアルカイダ(AQAP)の幹部であるナスル・ビン・アリ・アーネシ(Nasr bin Ali Al-Anesi)が、アメリカ軍の無人機による空爆で殺害されたことを伝える動画。ハーリド・ビン・ウマル・バーテルフィと名乗る人物が登場し、アーネシ師の生前の功績を称える。

殺害されたアーネシは、AQAPのスポークスマンとして知られており、最近ではフランスでの新聞社襲撃事件への関与に関する声明を発していた。

↓画像をクリックして殺害されたアーネシAQAP幹部の過去動画を視聴↓
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【アラビア半島のアルカイダ】 「エジプトの兵士たち」指導者の殉教につき弔意表明(※追記あり)

エジプトのジハード主義組織「エジプトの兵士たち」が発した4月9日付声明で、指導者であるマジュドディン・ミスリが死亡したと公表された。

これに対し、アラビア半島のアルカイダ(AQAP)が11日、「エジプトの兵士たち」指導者の殉教につき弔意を表する声明を発した。
アルカイダ本部「エジプトの兵士たち」声明
声明では、「エジプトの兵士たち」指導者の本名は、「ハマーム・アティーヤ」といい、エジプトのシシ大統領の配下の兵士たちに殺害されたとしている。

「エジプトの兵士たち」が、イスラム国などの組織ではなく、アルカイダに近い組織であることが伺える点で、こうした声明は重要である。
 
※2015年4月12日追記
イスラム・マグリブ諸国のアルカイダ(AQIM)からも同様の弔意メッセージが発出された。
なお、AQIMの公式広報部門は「アンダルス・メディア」と名乗っている。
   ↓クリックして声明の画像を拡大↓
AQIM「エジプトの兵士たち弔意」1
AQIM「エジプトの兵士たち弔意」
なお、エジプトの兵士たちは「キナーナ・メディア」という独自の広報部門を有している。
以下は、2015年4月1日に公開された宣伝動画。治安機関隊員の殺害事件のレポートや、死亡したとされる前司令官のインタビュー抜粋などで構成されている。


以下は、死亡したマジュドディン指導者に対する1時間超のインタビュー
特定の組織に忠誠を誓ってはいないとしている。


※↓2015年5月4日に公開された、故マジュドディン指導者の素顔の画像(上記インタビュー収録時に撮影されたものと見られる)
「エジプトの兵士たち」司令官の素顔

【アラビア半島のアルカイダ】 イエメンのサレハ前大統領及びフーシ派指導者の殺害に報償として黄金20キロを提示

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動画ナンバー:172
題名:إعلان عن جائزة لمن يقتل أو يقبض على رأسي الشر في اليمن علي صالح والحوثي
和訳:悪の権化アリ・サレハ及びフーシを殺害又は拘束した者に報償
公開日:2015年4月8日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報元:マラーヒム・メディア(AQAP公式)
※言語はアラビア語、英語字幕

【動画の内容及び解説】
つい先ほど(日本時間の2015年4月9日0時50分)発出されたAQAPの新たな動画声明。イラン及びレバノンのヒズボラの支援を受け、イエメン各地の主要な政府機関や軍事拠点を制圧しているシーア派武装組織「フーシ派」の指導者アブドルマリク・バドルディン・フーシと、イエメンのサレハ前大統領を殺害又は拘束した者には、アラビア半島のアルカイダより(どちらかの標的に対しそれぞれ)黄金20キロを報償として与えると宣言している。

↓同時配信されたテキストによる声明 クリックすると画像を拡大

AQAP 声明 アラビア語
↓テキストの声明 英語版
AQAP 声明 英語


↓動画のワンシーン クリックすると動画を再生またはダウンロード↓
AQAP 声明動画より2

AQAP 声明動画より1


 

アラビア半島のアルカイダ イエメンでのフーシ派を標的とした「殉教攻撃」への関与を否定する声明

アルカイダ系ジハード主義組織が、「殉教攻撃」への関与を否定する声明は極めて珍しい。モスクや市場などで「殉教攻撃」を行い、罪のない一般のイスラム教徒を巻き添えにするべきではないとのザワヒリ・アルカイダ指導者の指示を順守していると強調している。

↓画像をクリックしてアラビア半島のアルカイダの声明文拡大↓
画像をクリックして動画を視聴可能
 

アラビア半島のアルカイダ幹部 ハーリス・ナッザーリ氏 「殉教攻撃」の際には、市民の巻き添えを避け、標的に対する十分な確認が必要と強調

画像をクリックしてアラビア半島のアルカイダ(AQAP)のアラビア語声明を再生
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動画ナンバー:130
題名:حرمة_الدماء_المعصومة
公開日:2015年1月20日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム・メディア
※動画の音声はアラビア語のみ

後日詳しい内容はアップする予定です。

アラビア半島のアルカイダ 幹部のアーナシ師によるインタビュー動画を公開

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動画ナンバー:129
題名:اللقاء الثالث مع الشيخ نصر بن علي الآنسي- الإجابة على أسئلة المتابعين - الحلقة الأولى
日本語訳:『ナスル・ビン・アリ・アーナシ師への三回目のインタビュー・視聴者からの質問に答える 第一部』
公開日:2014年1月19日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム・メディア
※動画の音声はアラビア語のみ

【動画内容】
※かなりのロングインタビューのため、後日、内容確認後にアップ予定 





 

アラビア半島のアルカイダ 「フランス新聞社襲撃事件はザワヒリ師支持の下で実行者を支援」


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動画ナンバー:127
題名:رسالة بشأن غزوة باريس المباركة
A Message Regarding the Blessed Battle of Paris
日本語訳:『祝福すべきパリでの戦いに関するメッセージ』
公開日:2015年1月14日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム メディア

【動画内容】
アラビア半島のアルカイダ(AQAP)のスポークスマンであるナスル・ビン・アリ・アーネシ師(Nasr bin Ali Al-Anesi)によるアラビア語の声明。
一連のフランスでの銃乱射事件の実行者を称賛しつつ、声明の後半で、事件はアルカイダの指導者アイマン・ザワヒリ師の指示の下で行われたことを宣言する。

【パリ銃乱射事件】アラビア半島のアルカイダ声明 預言者ムハンマドを守る行為を正当化し実行犯を称賛 フランス国民にイスラム教徒への攻撃をやめるよう警告

↓画像をクリックして音声ファイルを聞くことができます
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動画ナンバー:125
題名:أفلحت الوجوه كلمة حول الغزوة المباركة في باريس
日本語訳:『戦士たちに栄誉あれ パリでの栄光の攻撃に関する声明』
公開日:2015年1月10日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム・メディア(アラビア半島のアルカイダの広報部門)

【動画内容】
アラビア半島のアルカイダの幹部ハーリス・ナッザーリ師による声明
パリの新聞社銃乱射事件の実行犯に対し、イスラム教の預言者ムハンマドを守るための行為と正当化し、実行犯を称賛している。また、フランス国民に対し、預言者に対する冒涜やイスラム教徒に対する攻撃を止めねば安全はないと警告している。

オリジナル動画をダウンロードできるリンク先


パリ新聞社での銃乱射事件 犠牲となった編集長は、アルカイダ公式広報誌電子版「インスパイア」で、殺害のターゲットにされていた


 

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現在、海外のツイッターアカウントで拡散している上記画像は、2013年5月に発行された「インスパイア第10号」の一部が何者かによって一部加工されたものである。

アラビア半島のアルカイダ(AQAP)によって発行されているこの電子版広報誌では、「イスラム教に対する罪を犯した者たち」として、殺害または拘束の標的とされている人物が掲載されている。

この中に、今回のパリの新聞社での銃乱射事件の犠牲者である「
シャルリ・エブド」紙の編集長Stephane Charbonnier氏が挙げられていた。今回の事件によって脅威が現実のものとなった。

 

「インスパイア」当該号のpdfファイルダウンロードリンク

http://azelin.files.wordpress.com/2013/03/inspire-magazine-issue-10.pdf

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「インスパイア」は「アラビア半島のアルカイダ(AOAP)」公式の英語による電子広報誌で、

これまでに12号が発刊されている。最新号は2014年3月発行。

ウィキペディア英語版に解説がある。

http://en.wikipedia.org/wiki/Inspire_%28magazine%29 

 

アラビア半島のアルカイダ(AQAP) 米国人人質のルーク・サマーズ氏の死亡に関する声明 交渉に応じようとせず特殊部隊による救出作戦を強行したオバマ政権を非難



動画ナンバー:115(関連動画 101
題名:رسالة إلى الشعب الأمريكي بشأن مقتل الرهينة الأمريكي في اليمن
日本語訳:『イエメンにおけるアメリカ人人質の殺害についてアメリカ国民へのメッセージ』
公開日:2014年12月11日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム・メディア
 
【動画の内容】 
アラビア半島のアルカイダ(AQAP)のスポークスマンであるナスル・ビン・アリ・アーネシ師(Nasr bin Ali Al-Anesi)によるアラビア語の声明(英語字幕付)。12月4日に公開した動画では、米国人人質ルーク・サマーズ氏を解放するための要求の履行に3日間の猶予を与えたにも拘わらず、オバマ大統領率いる米当局が軍事手段による人質の救出作戦を強行した事を批判。サマーズ氏の死亡だけでなく、交渉により解放に向かいつつあった南アフリカ人の人質の殺害も米当局の責任だと非難する。AQAP側の要求は、拘束されているメンバーのオマル・アブドルラフマン師の釈放や、『ミセス・アルカイダ』の異名を持つカリスマ的女性イスラム主義者アーフィヤ・シッディーキ(Afia Sidiqi)を始めとする、他の拘禁者の安否に関する情報だったことを示唆している。

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アラビア半島のアルカイダのスポークスマン アーナシ師が欧米人記者の質問に答える「記者会見」の試み



動画ナンバー:107
題名:المؤتمر الصحفي الدولي الأول مع الشيخ : نصر بن علي الآنسي
日本語訳:『ナスル・ビン・アリ・アーナシ師との第一回海外メディア記者会見』
公開日:2014年12月8日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム・メディア
【動画の内容】 
アラビア半島のアルカイダ幹部であるナスル・ビン・アリ・アーナシ師が、複数の欧米人記者らから寄せられた質問に答える。なお、安全の確保を理由として、記者との直接のやりとりではなく、事前に聴取した質問に応える形式となっている。やりとりの中で、イエメンのイスラム教シーア派勢力「ホウシ派」が、アメリカの情報機関に協力していると主張する。

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アラビア半島のアルカイダ イエメンのバイダ県でホウシ派や政府軍を標的とした攻撃を実施




動画ナンバー:103
題名:من الميدان // عمليات متفرقة ضد الحوثيين - ولاية البيضاء
日本語訳:『戦場から ホウシー派に対する様々な作戦 バイダ県』
公開日:2014年12月5日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP) 
情報源:マラーヒム・メディア
【動画の内容】  
イエメン北部のイスラム教シーア派勢力「ホウシー派」やイエメン政府軍の拠点に対するAOAPによる自爆攻撃等の軍事作戦に関するレポート

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アラビア半島のアルカイダ 「既に通告済み」とされる要求が3日以内に満たされなければ米国人の人質ルーク・サマーズ氏の殺害を示唆

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↓米軍が解放作戦に失敗したルーク・サマーズ氏
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動画ナンバー:101
題名:بيان بشأن الرهينة الأمريكي - لوك سامرس
日本語訳:『アメリカ人の人質に関する声明 ルーク・サマーズ』
公開日:2014年12月4日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム・メディア
【動画の内容】 
冒頭、アラビア半島のアルカイダ幹部であるナスル・ビン・アリ・アーナシ師が声明を読み上げる。アメリカによるイスラム世界での数々の犯罪行為を非難し、アルカイダ側から既に通告済みの要求が3日以内に果たされなければ、アメリカ人の人質ルーク・サマーズ(Luke Somers)の身の安全を保証しないと脅迫する。
動画の末尾でルーク・サマーズ氏が登場し、1年以上前にイエメンの首都サヌアで拘束され、今も生命の危険に晒されていると語り、解放のためのあらゆる行動を訴える。

アラビア半島のアルカイダ イエメンのハドラマウト県で政府軍の詰所を襲撃


 動画ナンバー:095
題名:من_الميدان // غزوة ((وليجدوا فيكم غلظة
日本語訳:『戦場から 襲撃 汝らの荒々しさを見せつけよ』
公開日:2014年11月25日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム・メディア(AQAP公式)
【動画の内容】 
イエメンのハドラマウト県ガブルにある政府軍の詰所を、アラビア半島のアルカイダの戦闘員たちが自爆攻撃も交えながら襲撃する。
↓画像をクリックで動画のリンク先へ移動
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http://www.dailymotion.com/video/k2QBOgrnOpzxiV9qM9W
 

「アラビア半島のアルカイダ」の宣伝動画 ジハード戦士たちの休息 歌と食事の宴 そして殉教攻撃へ


https://www.youtube.com/watch?v=nCIec73Rsgs&feature=youtu.be

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http://www.dailymotion.com/video/k1Js87LudfDpMB96cG9

動画ナンバー:069
題名: من_الميدان // على هامش القتال
日本語訳題名:『戦場から 戦いの隅で』
公開日:2014年10月17日

組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム・メディア
【動画の内容】
前編:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)の戦闘員たちが歌と食事を楽しむ。くつろぐ姿が印象的。顔がぼかされていない何人かは故人との字幕が出るので、既に戦闘で死亡したことが分かる。
後半: AQAPの「ジハード戦士」たちがイエメン政府軍の詰所を襲撃する動画
 

「アラビア半島のアルカイダ」により拉致され2年と5か月、サウジアラビア人外交官が解放に向けた対応を訴え

動画ナンバー:007
公開日:2014年9月4日
組織名:アラビア半島のアルカイダ(AQAP)
情報源:マラーヒム・メディア

 ※上記動画は第三者により再度アップロードされたものです。
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