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2015年11月27日、ソマリアのジハード主義組織「アッシャバーブ」(※アルシャバブなどの表記もあり)が、公式広報部門「カターイブ・メディア」からテキストによる声明を発出した。
「忍耐と共に勝利を-シリアとイラクの人々に対する十字軍連合の攻撃について」と題する声明では、欧米等の十字軍連合の空爆に晒されているシリアとイラクのイスラム教徒に対する連帯を表明するとともに、先般のパリ同時襲撃事件やマリのバマコで起きたホテル襲撃事件を称賛している。
パリ同時襲撃事件については、イスラム国からこれを実行したとの声明が出ているが、イスラム国と敵対関係にあるアルカイダ系のアルシャバブが、今回声明でこれを公に称賛している。しかし、これをもってアッシャバーブの方針の転換と解するのは適当でない。アルカイダ本部のザワヒリ指導者は、イスラム国のバグダディ指導者のカリフ地位を否定しつつも、十字軍連合との現場レベルでの戦いについては共闘を容認する姿勢を打ち出しており、そうした観点からは矛盾していない。